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外鎌山 山頂にて |
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松愛会山歩き会 |
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外 鎌 山 標高293m 耳 成 山 標高139m |
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6月20日、松愛会山歩き会で外鎌山と耳成山に登った。鶴橋を8時前の電車で出発、大和朝倉に8時40分過ぎに到着した。 |
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外鎌山 |
朝倉駅〜外鎌山〜舒明天皇稜〜朝倉駅 |
朝倉駅前に、外鎌山保存会の外鎌山の案内板がある。その横に、日本武尊が詠んだ古事記の中の歌がおかれていた。
「大和は国のまほろば たたなづく青垣 やまごもれる 大和し うるわし」
大和は国の中で一番良いところである。幾重にもかさなりあった青い垣根のような山やまにかこまれた大和はほんとうにうるわしいところでありますという意味だそうだ。 |
近鉄 大和朝倉駅(標高100m) |
外鎌山案内 朝倉駅 |
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外鎌山へ |
大和は国の中で一番良いところである。
幾重にもかさなりあった青い垣根のような山やまに
かこまれた大和はほんとうにうるわしいところであります。 倭建尊(日本武尊) 古事記 |
外鎌山 |
外鎌山 登山口(標高153m) |
朝倉台の団地の中の遊歩道を登っていくが、素晴らしく綺麗な街だ。車道とは別に遊歩道があり、緑いっぱいだ。
案内板にそって団地を通り抜けると、登山口に誘導される。車道は閉鎖されているがこの先に下から見えていた桜井ガスのガスタンクがある。水道タンクだと思っていたが、ガスタンクだった。
車道から尾根へ急斜面を登る。尾根に出ると竹やぶで、よく整備された登山道が続いている。登山口から15分程登ると、外鎌城址の案内があり、苔むした石垣がその面影を残している。外鎌城址は、南朝の忠臣玉井西阿の最後の砦だったそうだ。さらに少し急な道を10分程登ると、外鎌山の山頂に到着する。 |
外鎌山へ |
外鎌山へ |
外鎌山へ |
外鎌城址(標高238m) |
外鎌山へ |
外鎌山へ 山頂まであと150m ファイト |
外鎌山へ |
外鎌山 山頂に到着 |
外鎌山は、標高293mで三等三角点になっている。外鎌山(とかまやま)は、時代によて名前が変化しているようで、万葉集では忍坂山(おさかのやま)と呼ばれた。また恩坂山(おしさかやま)、高間山(たかまやま)などで、現在は外鎌山で朝倉富士とも呼ばれているそうだ。
山頂は広く、展望は木々の間から西側に、大和三山、二上山、葛城山、北側には三輪山などが望める。 |
外鎌山 山頂 |
外鎌山 山頂 |
外鎌山 三等三角点 |
外鎌山 三等三角点(標高292.4m) |
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鳥見山・天香久山・畝傍山・耳成山 |
展望を楽しむ |
外鎌山 山頂にて |
外鎌山 山頂にて |
山頂でしばらく展望などを楽しみ、登ってき尾根を南東にさらに進む。山頂から標高差35mあまりを下り、小さなピークを数ヶ所越えて進む。予定していた分岐からの下りは通行止めのようなのでその先に進む。 |
外鎌山 山頂をあとに |
忍阪へ |
忍阪へ |
忍阪へ |
忍阪へ |
忍阪へ |
竜谷と忍阪への分岐があり、忍阪へと下っていく。下り切ると開け道なりに進んでいくと、大伴皇女墓の案内がある。上方向に120mほど登ると、大伴皇女墓に着く。
大伴皇女は、舒明天皇と堅塩媛の皇女で、聖徳太子の叔母さんだ。 |
欽明天皇皇女大伴皇女墓(おおとものひめみこはか) |
大伴皇女墓 |
鏡姫王墓(かがみのひめみこはか) |
アジサイ |
分岐まで戻ると、鏡女王墓があり、少し下ると舒明天皇稜に着く。舒明天皇稜は、一段と大きく長い石段の上にある。舒明天皇稜は、古墳時代終わりにあたる7世紀中頃に造られ、宮内庁が管理している。
舒明天皇は、初めて遣唐使を派遣し、わが国初の国家寺院、百済大寺を建てた天皇だ。 |
舒明天皇稜・鏡姫王墓・大伴皇女墓 |
舒明天皇稜案内板 |
忍阪へ |
舒明天皇稜(じょめいてんのうりょう) |
舒明天皇稜(じょめいてんのうりょう) |
舒明天皇稜(じょめいてんのうりょう) |
忍阪へ |
神籠石(じんごいし) 通称:ちご石 忍阪にて |
舒明天皇稜から忍阪街道が始まり、道なりに下っていく。途中、神籠石(じんごいし)があり目が止まる。地元では「ちご石」と呼ばれている。石の上に火の見櫓が立っているが、石の上ではなく石の裏側に寄り添って建っている。火の見櫓は、昭和35年ごろ生根神社から移設さてたという。日本には、石や岩にまつわる伝説が多く存在するがこの神籠石についてもいろいろな伝承があるのだろう。 |
(参考)外鎌山 忍阪集落より 撮影:2005.05.16 |
忍阪街道を道なりに進み、忍阪集落を抜け朝倉団地を抜けて朝倉駅に戻った。途中、忍阪集落から外鎌山の写真を撮ろうかと思っていたが上手く撮れなかった。上の写真は、2005年に行った時の写真で、今回は山側に近づき過ぎたのでダメだったんだろう。朝倉駅から電車で、次の耳成山に登るため耳成駅に移動した。 |
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耳成山 |
耳成駅〜耳成山〜あすかの湯〜耳成駅 |
今日は幸い気温もそこそこで、心配していた熱中症は、回避できそうだ。そこで計画していた?座目の耳成山に登ることにした。 |
耳成山 山頂にて |
耳成駅から約15分街中を歩いて登山口の到着。耳成山は、標高139mで登山口からの標高差は約70m、樹林の中の登りなので問題なさそうだ。 |
耳成山へ 案内板 |
耳成山へ |
耳成山 案内図(標高70m) |
クチナシ |
登山口には、いい香りのくちなしの花が咲いていた。登りは、耳成山山口神社の参道を登った。山道には灯篭が並んでいるが、電線でつながっていて電灯が灯篭に入っていた。時代だなあ! |
耳成山山口神社鳥居 |
耳成山へ 山口神社参道 |
耳成山へ 参道を登る |
耳成山へ |
耳成山へ |
耳成山山口神社 |
耳成山 山頂に到着 |
クチナシ |
山口神社にお参りして、山頂には登山口から約15分で到着。耳成山は、標高139mで三等三角点になっている。山頂は6畳ほどでクマザサで囲まれている。
山頂から一段下に広場があり、休憩できる。地元のおじさんが声をかけてきて、山頂の丸太の椅子など作ったんだと自負していた。お陰でゆっくり昼食ができた。
展望は、一箇所木々の間が開けていて、霞んだ二上山が見える。今日は霞んでいたが条件が良ければ、二上山、葛城山、金剛山などが見えるそうだ。ただし、見えるところは限られているので一般には展望なしだろう。 |
霞んだ二上山がかすかに見える |
耳成山 山頂にて |
耳成山 山頂 |
耳成山 三等三角点(標高139.2m) |
山頂でゆっくり昼食をとり、下山開始した。下山は、耳成山を螺旋状に下る。最初だけ広い道路まで下り、螺旋状の広い道路を下る。 |
耳成山 山頂をあとに下山 |
登山口へ |
登山口へ |
登山口へ |
耳成山登山口に全員無事下山 |
耳成山・古池 |
耳成山 古池より |
螺旋状の道を下り、登山口に全員無事下山した。登山口の耳成公園で一息ついで、今日の温泉、あすかの湯へ太陽いっぱいの炎天下を15分ほど歩いて到着した。温泉に浸かってゆっくりした。
温泉から耳成駅まで汗をするのが嫌だということでタクシー、1メーターで移動した。近鉄電車は、準急で乗り換えもせずゆっくり、鶴橋に戻った。鶴橋風月でお好み焼きを頂きながら反省会をして山旅を終えた。みなさん楽しい山旅をありがとうございました。 |
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外鎌山
基準点名:高間山 等級種別:三等三角点 標高:292.4m 所在:奈良県桜井市 地図:初瀬
外鎌山 山頂 |
外鎌山 三等三角点 292.4m 2019.0620 |
耳成山
基準点名:耳成山
等級種別:三等三角点
標高:139.2m
所在:奈良県橿原市
地図:桜井
耳成山 山頂 耳成山 |
耳成山 三等三角点 139.2m 2019.06.20 |
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コ ース
近鉄鶴橋駅(7:57)=[急行青山行き]=大和朝倉駅(8:41/8:51)〜登山口(9:05)〜外鎌城址(9:21)〜
外鎌山(9:31/9:46)〜竜谷忍阪分岐(10:03)〜大伴皇女墓(10:20)〜鏡女王墓(10:26)〜
舒明天皇陵(10:32)〜[忍阪街道]〜朝倉台〜大和朝倉駅(11:05/11:35)=[上本町行き]=
耳成駅(11:41)〜登山口(11:57)〜耳成山口神社(12:08)〜耳成山(12:13/昼食/12:47)〜
登山口(13:07)〜あすかの湯(13:23/入浴/14:20)=耳成駅(14:33/14:39)=[準急]=鶴橋(15:38)
天候 晴れ
参加者 8名
実施日 2019.06.20
松愛会山歩き会 ohki
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