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唐船山 山頂にて | ||||
松愛会山歩き会 | ||||
唐 船 山 標高19m | ||||
播州赤穂駅〜花岳寺〜大石神社〜赤穂城跡〜唐船山〜赤穂海浜公園〜かんぽ赤穂 | ||||
3月19日、松愛会山歩き会で兵庫県で一番低い山、唐船山に行った。少し遠出なので18切符を使用しての旅にした。 京橋駅に集合して、大阪駅から7時56分発姫路行き新快速で姫路へ、播州赤穂行きに乗り換えて終点の播州赤穂に9時41分到着。大阪では昨夜の雨が止んでいたが赤穂に近づくと次第に雨になってきた。 赤穂駅で支度、雨具を着てすっかり山登りのかっこうだ。今日は、兵庫県の一番低い唐船山に登るのだから登山のかっこうは普通の装備だ。 |
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JR播州赤穂駅 |
義魂碑 赤穂義士像 |
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唐船山への道すがら赤穂の観光をしながら行くことにした。駅から一番近い息継ぎ井戸へ行った。井戸の手前にからくり時計・義士あんどんがある。 萱野三平、早水籐佐衛門が早駕籠で主君刃傷の凶報をもって江戸より駆けつけた際、この井戸で一息ついて城内の大石内蔵助邸へ入った。この井戸は天下に誇る日本三大上水道の一つで赤穂藩上水道の給水井戸だそうだ。 |
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からくり時計・義士あんどん |
からくり時計・義士あんどん |
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息継ぎ井戸 |
息継ぎ井戸 |
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続いて花岳寺に行った。花岳寺は、浅野家の菩提寺として建立されたお寺だ。山門の脇に加里屋道路弦表跡碑が建っている。ここに赤穂町の道路元標が建っていたところで、道路元標は民族資料館の庭に保管されているそうだ。 花岳寺の境内には、二代目大石なごり松があり、鳴らずの鐘(鐘楼)がある。鳴らずの鐘は、浅野家二代藩主が鋳造した。ところが三代長矩が殿中刃傷で浅野家は断絶した。元禄15年12月14日、吉良邸へ討ち入り、翌年2月4日、四十六士が切腹その知らせを聞いた町民が四十六士の死を悼み、この鐘を撞いてついてつきまくった。以来この鐘は鳴らされることがなくなったという。 |
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花岳寺山門 加里屋道路元標跡(消火器右) |
加里屋道路元標跡(赤穂町道路元標は民族資料館にある) |
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花岳寺(浅野家の菩提寺) |
鳴らずの鐘(二代藩主が発注、三代目で浅野家断絶) |
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二代目大石なごりの松 |
花岳寺をあとに |
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赤穂城跡 |
赤穂城跡へ |
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続いて赤穂城跡に入って行った。花岳寺から突当りのお堀を巻いて大手隅櫓を廻り込むと大手門だ。城内を進むと大石良雄宅跡長屋門がある。 | ||||
大手隅櫓 |
大手門 |
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大手門にて |
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大石良雄宅跡長屋門 |
大石神社へ |
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家老屋敷は火事で大半の建物が焼失し、現在この長屋門が残っている。主君刃傷の悲報をもった早駕籠がこの門をたたいたのであろう。 その先に、大石神社がある。神社には、大石内蔵助をはじめ、四十七義士と萱野三平が合祀されている。神社の参道には大石内蔵助、大石主税、赤穂四十七義士の石像ならんでいる。 |
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大石神社 |
大石神社参道 |
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大石内蔵助石像 |
赤穂四十七義士石像 |
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大石神社 |
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赤穂城跡本丸門から登城した。正面奥に天守台があり、天守閣がそびえていたのであろう。入った直ぐから天守台を囲むように御殿跡が広がっていて、右手には本丸庭園がある。 | ||||
赤穂城跡 本丸門 |
赤穂城跡 本丸石垣 |
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本丸門から登城 |
本丸に入る |
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天守台に上がって周りを見渡してみた。本丸庭園が美しく見え、御殿跡にあったと思われる御殿を想像して見ると殿様の気分になる。 | ||||
天守台 |
天守台より |
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天守台より本丸庭園を望む |
天守台より御殿跡を望む |
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天守台から降りる |
厩口門かr下城 |
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本丸の石垣 |
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本丸の石垣を楽しみながら水手門へ |
水手門からでる |
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赤穂城跡公園案内図 |
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天守台を降り厩口門から下城し、本丸の石垣を楽しみながら本丸を半周して水手門から出て加里屋川を渡り一般道を進んだ。 千種川に架かる赤穂海浜大橋を渡った。橋の中央に方位盤があって現在位置の様子がよく分かった。右手の小さな橋の向うにかすかに岬が見えその先に唐船山があるのだろう。橋を渡って千種川に沿って唐船山へと歩いた。 |
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赤穂城跡をあとに唐船山へ |
岬の先にかすかに見える唐船山 赤穂海浜大橋より |
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海浜大橋中央にあったの方位盤 |
海浜大橋中央にあったの方位盤 |
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川左岸の先に見える唐船山 |
唐船山 |
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もうすぐですよ!頑張って |
鎮守の森のような唐船山 |
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岬の外れのピーク手前までやってきた。唐船山の登山口で標高は4m位だろうか。全員気合いを入れて登頂開始だ。といっても気合いどころかみんなにこにこ顔だ。あっという間に唐船山に登頂。 | ||||
唐船山の案内板 |
唐船山登山口 |
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登り始めると直ぐ山頂です |
登り始めると直ぐ山頂です |
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兵庫県で一番低い山 唐船山 山頂(標高19m) |
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唐船山は、標高19mで小高い丘だ。東側を見下ろすと唐船サンビーチで遠浅の砂浜があり海水浴や潮干狩りで人気だそうだ。昔、日本が唐と交易していたときに、唐船が赤穂の沖で嵐に遭い沈没したそうだ。宝物を積んだまま沈没した船に土砂が積もって島となり、地続きの小高い山となったと伝えられているそうな。それで山頂でしこを踏んで見ると大阪のポンポン山のような音がしたがまんだらでもなさそうだ。 | ||||
唐船山にて |
唐船山にて |
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唐船山から望む赤穂唐船サンビーチ |
唐船山から望む赤穂唐船サンビーチ |
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赤穂唐船サンビーチ側に下山 |
津波注意 サンビーチ |
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唐船山からの下山は東側のサンビーチへと下った。下りつくと、防波堤に津波注意の看板があった。どこに非難するのか書いてはなかった。 下山するとそこにほったて小屋があった。ほったて小屋のビニールハウス風なところで焼き牡蠣を楽しんだ。調理済みのご馳走を頂くのも良いが、たまにはわいわい言いながら自分たちで焼いて食べるのもなかなか面白い。 |
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ほったて小屋 |
ほったて小屋 |
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赤穂海浜公園 唐船海岸碑 |
赤穂海浜公園 |
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お腹が一杯になったところで、赤穂海浜公園をぶらついた。雨も上がり始めたがどんより雲がまだかかっているので景色はあまり楽しめない。 | ||||
赤穂海浜公園 |
赤穂海浜公園 |
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赤穂海浜公園 |
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日時計も雨では調子が悪い |
兵庫県立赤穂海浜公園を出る |
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海浜公園を出て、生保橋北バス停に向かった。バス停でかんぽの宿行きの乗場を近所の人に聞くと、バスに乗らなくてもこの先の三差路を右に曲がったところやと、言われ歩くことにした。歩いて見るとこの先ちょっとは約1kmの距離だった。 三差路の手前まで登ってくると桜が咲いていて、赤穂市街が展望できた。三差路の標高は30mほどでそこからまた登ってかんぽの宿に到着した。かんぽの宿の標高は約50mなので、唐船山は標高19mだったがその2倍以上に山に登ったことになった。 |
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たくさんの船が係留されている |
早くも桜の花が咲いていた |
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赤穂市街を望む |
赤穂市街を望む(標高20m) |
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霧に浮ぶ半島の風景 |
かんぽの宿赤穂に到着(標高50m) |
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かんぽの宿の温泉は、15時からなのでしばらくロビーで待って温泉にはいった。温泉は、赤穂岬温泉で地中1200mから湧出する天然温泉だ。天気が良ければ温泉からの景色もいいようだが今日は曇っていてだめだった。 | ||||
おひなさんと忠臣蔵の酒樽 |
かんぽならではの郵便ポスト |
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赤穂温泉をあとに帰阪 |
かんぽの宿赤穂より望む家島・西島 |
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帰路は、バスで播州赤穂駅まで戻り、JRで帰阪した。姫路駅で新快速に乗り換えたが女性たちがいないのに気付いた時にはホームに取り残されていた。なんでもお話に夢中になり乗換を忘れてしゃべっていたそうだ。今日は天気が今一つだったが楽しい山旅というか観光というかとにかく良かったと思う。皆さんありがとうございました。次回も18切符の旅です。ご参加を待っています。 | ||||
かんぽの宿赤穂より望む家島・西島 |
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コース |
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