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1月17日、松愛会山歩き会で水尾米買い道を歩いた。清滝から落合を経て米買い道を水尾まで歩いた。阪急嵐山駅前でバスを待っているまに中の島から雪を頂いた朝の愛宕山を眺めた。 | ||||||||||||
愛宕山 中の島より |
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清滝の金鈴橋(きんれいきょう)で出発準備をして、清滝川左岸の東海自然歩道を歩き始める。前方の赤い橋、渡猿橋(とえんきょう)の下をくぐりしばらく行くと芭蕉の句碑がある。 「清滝や波に散り込む青松葉」が刻まれていた。元禄7年10月8日、芭蕉は「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」という辞世の句を残して他界したといわれる。その3日前に清滝川の清流に自分を松葉に見たてて詠んだのだろうか。 東海自然歩道の歩道橋を渡り、ここから清滝川右岸を歩く。 |
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清滝から清滝川左岸を出発 |
清滝川左岸 |
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清滝川左岸 正面の橋を渡る |
芭蕉の句碑を眺める |
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「清滝や波に散り込む青松葉」 芭蕉 |
清滝歩道橋を渡って清滝川右岸へ |
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東海自然歩道はよく整備されていて歩きやすい。清滝から落合までの1.6kmを清滝川の清流と共に下る。川の流れは白波の立つ激流と、音もなくゆったりした流れが繰返し続いていて変化に富んだ流れだ。 遊歩道も、平坦な道、階段道、橋、大きな岩の道と変化に富んでいて面白くあっという間に落合についてしまった。 |
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落合へ |
清滝、落合間 1.6km |
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落合へ |
清滝川の清流 |
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落合へ |
落合へ |
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落合へ |
落合へ |
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落合沈下橋に到着 東海自然歩道は橋を渡る |
橋の手前の標識から米買い道へ入る |
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清滝川に架かる沈下橋(ちんかばし)の手間に道標がある。東海自然歩道の道標と京都一周トレイル西山4の道標だ。橋を渡ると落合方面で、山に入ると米買い道だ。ここで小休止をとった。 いよいよ今日のメインコース米買い道を歩き始める。米買い道は、清滝の山里が稲作が土地柄できなく、村人は水尾や樒原、越畑へと米の買出しにこの道を往来したそうでその名が付いたようだ。また京と丹波を結ぶ道だったのでしょう。米買い道の全長は約3.7kmで、一番高いところが荒神峠で標高395mだ。 歩き始めると結構急な登りもあり、ジグザグの道もある杉林の間を登って行く。道は整備されたようだが昨年の集中豪雨の影響と思われるがあちこち荒れている。 15分ほど歩くと「川」び字の標柱が道の左側に倒れそうに建っていた。昔の境界標識だろうか。 |
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米買い道に入る |
米買い道を登る |
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米買い道を登る |
米買い道を登る |
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米買い道を登る |
米買い道を登る |
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「川」の石柱に到着 |
「川」の石柱 |
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しばらく登ると沢道になってくる。夏場だと水量が多いのでぬかるんでいるのだろう。途中に沢渡りの道の案内板が建っていた。やがて少し急登になり水場に到着す、椿の水というそうだ。その上に小さなお地蔵様が祀られていて椿地蔵というそうだ。ここで椿の水を頂いて小休止にした。 | ||||||||||||
米買い道を登る |
米買い道を登る |
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米買い道の杉林 |
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米買い道を登る |
椿地蔵 |
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椿地蔵の辺りには椿が群生していて、春にはつぼみが一斉に開き、散っては道を真っ赤に染めるそうだ。ほどなく最高点の荒神峠に到着。 荒神峠は、標高395mで杉林の中だ。長坂谷の峠なので長坂峠とも言われる。その昔庚申峠と言われ水尾と落合を結ぶ峠だった。保津峡から愛宕山へ通じる道がこの峠で交差し、かつては峠の茶屋やお地蔵さんもあったそうな。また杉の植林もなく京の町並みが見えたということだ。 |
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米買い道を登る |
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米買い道を登る |
米買い道を登る |
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米買い道 |
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荒神峠を一歩下ると、クヌギのわかれ道標があり、大きなクヌギの木がある。クヌギの木下にはどんぐりが一杯広がっていた。 水尾へは下り道で快適に下る。所々荒れたところもあるがおおむねいい道だ。途中に大岩があり、明るいこもれびの道、東の田んぼ跡、シシ垣、杉の小径そして大覚寺がおいた番屋の跡など見ているうちに水尾に到着。 |
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米買い道 荒神峠(標高395m) |
クヌギ 木下はどんぐり一杯 |
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米買い道を水尾へ |
大岩 |
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米買い道を水尾へ |
米買い道を水尾へ |
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清和天皇社に参拝、清和天皇はわずか9歳で即位、27歳で譲位、30歳で出家し水尾を終焉の地としたそうだ。そこで里人は社を建てて清和天皇を祭神としてお祀りしていると言う。 | ||||||||||||
清和天皇社分岐 |
清和天皇社 |
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清和天皇社 |
清和天皇社にて |
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水尾保勝会の案内標識 |
まるげん |
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水尾と言えば柚子の里、さっそくまるげんさんにおじゃまして柚子風呂に浸かり体を温めて、しし鍋、地鶏水炊きをお腹一杯頂いて大満足。今年も楽しい山歩きができることを願っての新年会になった。 | ||||||||||||
柚子風呂をいただいてしし鍋・地鶏水炊きを賞味 |
柚子風呂をいただいてしし鍋・地鶏水炊きを賞味 |
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コース |