観音山 山頂にて
松愛会山歩き会
観 音 山 標高526m ごろごろ岳 標高565.6m
 鷲林寺〜観音山〜ごろごろ岳〜奥池
 9月5日、松愛会山歩き会で観音山からごろごろ岳に登った。前日まで秋雨前線が停滞し、台風17号が接近していた。今回は降水確率50%以上で中止と思われたが、前日の昼頃から急に状況が良いほうに変化した。台風は九州で消滅し、秋雨前線は北上、近畿地方の雨の心配はなくなった。

 阪神西宮から阪神バスで鷲林寺へ、一本早目の東回りで出発少し遠回りだ。遅れてきた一人が追いつかないと思っていたが、定刻のバスでやってきて丁度同じ時間に鷲林寺バス停に到着した。これで全員そろった。

 鷲林寺バス停からしばらく自動車道を歩き、大きく右に曲がった所から苔むした参道を登って行く。途中、鷲林寺会館の片隅にある三角点を探訪した。点名は鷲林寺で四等三角点だ。

鷲林寺バス停

鷲林寺バス停を出発

鷲林寺参道の道標と灯篭

鷲林寺会館(点名:鷲林寺) 四等三角点(標高247.8m)
 参道を15分ほど登って行くと鷲林寺の石段が見えてくる。石段手前の右手に七重石塔があり武田信玄の墓だそうだ。お地蔵さまが祀られていて、愛愛地蔵、愚痴聞きの聞き耳地蔵など親しみやすいお寺だ。

 鷲林寺は、高野山真言宗のお寺で山号は六甲山、空海によって開創、本尊は十一面観世音菩薩。紅葉の名所で多くの参拝客で賑わうそうだ。

鷲林寺参道

鷲林寺参道を登る

七重石塔 伝武田信玄墓 鷲林寺

鷲林寺

鷲林寺 本堂(本尊は十一面観音菩薩)

鷲林寺 多宝塔

愛愛地蔵 鷲林寺

愚痴聞き 聞き耳地蔵菩薩 鷲林寺
 鷲林寺を参拝して、多宝塔の右端からお寺を出ると、右上に若宮神社がある。若宮神社の鳥居をくぐると社殿の左側に登山口がある。

 この登山口は、パノラマコースになっていていきなりの急登になる。岩などがあり少し厳しい登りだが素晴らしい展望が待っているので我慢して登る。登山口から約10分ほど登ると尾根頭になり大きな岩が展望岩になっている。

若宮神社 鳥居をくぐり社殿の左側に登山口

パノラマコースの急登を登る

パノラマコースの急登

パノラマコースの急登

パノラマコースの急登

展望岩に到着
 展望岩からは360度のパノラマで素晴らしい。北のほうから五月山、石切山、ビッグハープなど、正面に甲山、その奥に生駒連山、金剛連山そして大阪湾と大阪市街が一望できる。話題の阿倍野ハルカスなど眺めを楽しんだ。

展望岩からの展望

展望岩からの展望

観音山 展望岩より

展望岩にて

展望岩にて

観音山へ

観音山へ
 展望岩からひと登り、約20分岩場など急登を次々とクリヤーして登る。尾根を登りきってピークへ左折すると山頂に到着だ。

 観音山は、標高526mで山頂は大きな岩があり、眼下には素晴らしいパノラマが広がっている。鷲林寺バス停から標高差約280mを登るだけでこんなに素晴らしい景色を堪能できるのはとても嬉しい。弁当でも広げてくつろぐのもいいが昼にはまだ早いのでごろごろ岳まで行くことにした。

観音山へ

観音山 山頂(標高526m)

観音山からの展望

観音山からの展望

観音山からの展望

観音山 山頂にて
 観音山から尾根道をアップダウンを繰り返し緩やかに登って行く。奥池への分岐を過ぎ、カベノ城分岐に到着、当初予定では余裕があればカベノ城に行く予定をしていたので尾根を下り始めた。

観音山をあとに

ゴロゴロ岳へ

ゴロゴロ岳へ

キノコ

カベノ城へ寄り道

カベノ城
 しばらくかなり急な下り道を下って行くと尾根頭の大きな岩のあるところに出た。そこからカベノ城を眺めるとまだかなり下になる。またこの道を戻ってくるのは少し厳しいようなのでこの岩で前進をあきらめ分岐に戻ることにした。

 カベノ城は、標高483m、分岐が標高約560mなので標高差80mを往復するのは少し厳しい。機会があれば行ってみたいと思う。健脚であれば往復でもいいが、そうでなければ登りをとりゆっくり登ったほうが良さそうだ。

カベノ城手前のピークで引き返す

ごろごろ岳へ
 分岐まで戻りまた尾根道をごろごろ岳へと歩く。10分ほどでごろごろ岳に到着した。途中右側にはフェンスがあり別荘なのか住宅が尾根に沿って建っていた。

 ごろごろ岳は、標高565.6mで山頂付近には大きな岩がごろごろしていたが、今回行ってみるとさま変わりしていた。ごろごろ岳の山名は、標高の5656から付いたとか、また山頂に岩がごろごろしているところからなど言われている。現在の三角点の標高は565.3mで0.3m低くなっている。

 ごろごろ岳は、開発が進み山頂は以前の面影は残っていない。山頂はフェンスで囲まれ小さくなっていて、寄贈されたごろごろ岳の碑が大きく目に映る。9年前の2004年2月の山頂に写真を参考に掲載した。

ごろごろ岳 山頂

ごろごろ岳 三等三角点(標高565.3m)

ごろごろ岳 山頂 撮影2004.02.10 

ごろごろ岳 三等三角点(標高565.3m) 撮影2004.02.10

ごろごろ岳 山頂にて
 奥池から有馬温泉へのバスの便は1時間に1本なので少し早めに切り上げごろごろ岳を奥池バス停へと下った。バス停でしばらくバスを待って有馬温泉へ、金の湯でゆっくり温泉に浸かりくつろぎ、宝塚経由で大阪に戻った。

 今日のコースは急登、岩場があり厳しいようであったが、時間的に短かったのと、蒸し暑さがなかったので案外楽しい山旅になったと思う。皆さんお疲れ様でした。また次回の参加をお待ちしています。

奥池バス停へ

奥山貯水池

奥池バス停へ

奥池バス停にて

茶人太閤像 有馬温泉にて

有馬温泉 金の湯
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コース
 阪神西宮(8:40)[阪神バスF乗場 鷲林寺線西回り]=鷲林寺BS(9:01/9:05)
 鷲林寺(9:22/参拝/9:38)〜展望岩(9:50/10:00)〜観音山(10:21/1040)
 カベノ城分岐(11:06)〜カベノ城手前の岩のピーク(11:12/11:16)〜カベノ城分岐(11:21)〜
 ごろごろ岳(11:33/昼食/12:05)〜奥池BS(12:30/12:52)[阪急バス80有馬行き]
 有馬駅前(13:20)〜有馬温泉(13:30/金の湯/14:13)〜有馬温泉BS(14:15/14:27)
 =[阪急バス宝塚行き]=宝塚(15:18/15:29)=[阪急梅田行き急行]=梅田(16:05)


天 候  曇り
参加者 10名 
実施日 2013.09.05