岩根山 山頂にて
松愛会山歩き会
岩根山(十二坊) 標高405.1m
JR甲西駅〜榎橋〜岩根山〜磨崖仏   十二坊温泉ゆらら
 
 松愛会山歩き会主催の例会を行った。今年初めての例会で岩根山に行った。
岩根山は天台宗の行場として十二坊あったことから十二坊という山名もある。甲西駅に降りる。ここは甲西町だったが平成16年に石部町と合併して湖南市になった。湖南市は阿星山と岩根山に挟まれ中央に野洲川が流れる町だ。この地はお伊勢参りの街道、東海道五十三次の宿場が石部にあるなど、街道の町として栄えたそうだ。甲西駅北口から歩き始める。国道1号線を左折し、平松交差点を右折ししばらく行くと野洲川に架かる甲西大橋を渡る。甲西大橋からアンテナの立つ岩根山が正面に見える。美しい眺めの山で天気がよければもっとすばらしいだろう。甲西北中学校を左に見て県道を左折すると、岩瀬神社があり、川沿いに山に入る。榎川に架かった榎橋を渡り、ゲートの袖を通って林道に入る。桜並木などの正福寺林道をゆっくり上がる。林道はゲートで仕切られているため自動車が入ってこないのでゆっくり歩ける。展望が良くなってきたところで水場がある。湖南市街と阿星山系の山々が墨絵のように見える。山頂のアンテナが見え隠れし始めるとまもなく山頂だ。ゲートを過ぎると十二坊林道に出会い右折する。少し上がると左奥に岩の行場のようなところがある。昔の行場なんだろうか。右側に東屋とベンチがあっる。林道を行かず山道に入ると木の展望台に出る。この展望台からの展望はほぼ全展開だ。残念ながら雨模様でモノクロのパノラマしか見ることができなかった。林道を越えて右に山道に入るとアンテナの先に東屋がありここで昼食にした。
 雨もほとんど感じられなくなった昼食後、アンテナの建ったピークを超えると岩根山の山頂が現れた。山頂は土盛をしたような赤土の山で山頂に二等三角点が置かれていて、標高は405.1mだ。展望は全展開ですばらしいはずだが今日の天気では少し感激が少ない。山頂とアンテナのあるピークの間に林道が来ていて、東屋、トイレがあり休憩にはいい。
 山頂で記念写真の後、6人ほどのパーティーの後を下った。下り道は整備された丸太階段が多い。やがて車道に出ると足元に十二坊温泉の屋根が見える。雨が降り始めたが当初の予定通り磨崖仏に行った。林道を10分ほど下ると右手川の向こうの磨崖仏が見えてくる。雨が降っていたので沢を渡らず眺めた。
 磨崖仏と云えば彫りが薄くなっていることが多いがこの磨崖不動明王はとても彫りが深く不動妙らしい。下ってきた林道を引き返し、十二坊温泉ゆららへ行き温泉につかってゆったりくつろいだ。
 帰路のバスは逆廻りのため巡回バスで40分ほど回りまわって甲西駅に着いた。着くと同時に電車が発車し、30分寒い中駅で電車を待ち草津から京都へと帰った。
天候が非常に心配されたが少しの雨で余り濡れることもなく、昼食も東屋がありラッキーな山歩きだった。

岩根山 甲西大橋より

正福寺林道を上がる

展望台からの大パノラマ

岩根山 山頂・二等三角点(標高405.1m)

十二坊温泉へ下る

磨崖仏(磨崖不動明王像)

十二坊温泉ゆらら
コース  
  京都駅(8:59)=<新快速>=草津=<普通>=甲西駅(9:37)
  甲西駅(9:50)〜榎橋(10:20)〜水場(10:53)〜展望台(11:15)〜岩根山(11:20/昼食/12:00)〜
  登山口(12:30)〜磨崖仏(12:40)〜十二坊温泉(12:58/入浴/14:49)=<バス>=
  甲西駅(15:29/15:56)
  甲西駅=<普通>=草津=<普通>=京都駅(16:40)  解散 

立寄り温泉 十二坊温泉ゆらら 
地 図  野洲 
天 候  曇りのち雨 
参加者 11名 
実施日 2006.03.16
記録  大木