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松愛会山歩き会 | |
伊那佐山 標高637.2m 比布〜伊那佐山〜井足岳〜墨坂神社〜榛原駅 |
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松愛会山歩き会主催の例会で伊那佐山に行った。今回はリーダーでお世話をすることになり少し緊張しての山行きになった。 8時38分に鶴橋駅を出発して榛原駅に向かう。比布に向かうためバスを待っていると嫌な張り紙を見つける。今日帰路に立ち寄る予定の美榛苑が一昨日の24日から今日(26日)まで休館になっているではないか。温泉に行けなくなったためメンバーはかなりがっくりだがあきらめてバスで比布に向かう。比布バス停に降り、少し先に行くと左手から川沿いに道があり、文化センターらしき方向に進む。左手に伊那佐山がきれいに見える。美しい山だ。文化センターで支度、準備体操をして登山開始。 歩道のない道を車に注意しながら竹橋へと歩く。竹橋を渡ると伊那佐山への案内標識が出現する。集落の中に入っても標識が整備されているのでそれにしたがって歩く。石の道標「十五丁」「大明神道」を左に行くとその先に山に入る道があり、ここから山道になる。少し急な登りをゆっくりと上がる。今日の最長老は78歳とか、元気だ。道は神社への参道で「丁目」の標石があり、目標がはっきりして登りやすい。平坦な道に変わったところに鳥居と道標「右やたき 左嶽大明神」がある。しばらく休憩してまた急な登りを上がる。そろそろ山頂かと思われるところまでくると「猿岩展望台」の標識がある。少し下ったところにあるよだが行ってみた。岩があってその先が開けていて展望台になっている。大宇陀の町から竜門岳さらに霞んではいるが吉野の山々が見える。一息ついで分岐に戻り、緩やかになった道を少し行くと山頂で社が見えてくる。 山頂には都賀那岐(つがなぎ)神社がお祀りしてある。神武天皇縁の史跡で真新しい歌碑があった。日照りが続くと村人は山に上がり都賀那岐神社雨乞いをお願いしたそうだ。木々が茂っているが木々の合間から竜門岳、音羽三山、遠くに葛城山が見える。標高は637.2mで三等三角点になっている。三角点は神社の右横奥にあった。ここで昼食にし午後は縦走路を井足岳を経て伊勢本街道に下る予定だ。神社裏からいきなり急な坂を下る。下りきると林道になっていてそこを左に曲がる。曲がるとコンクリートの良い道になるがその道を行かず、コンクリート道の右肩を尾根に向かって上がる。道は崩れかけのアンダーカットだが注意して進む。ヤブこぎ道で倒木もたくさんあり、テープを頼りに歩く。基本的に尾根を進み急な下り、急な登りを繰り返し進む。約1時間歩くと井足岳の鞍部に来るとゆったりする。少しピークに上がるとNHKのアンテナがある。一旦下って登りかえせば山頂のようだ。急坂の倒木を避けながら登り切ると山頂につく。井足岳の標高は550mで雑木が茂り全く展望は望めない。小休止の後下山にかかる。しばらく尾根を下ると左に巻くようになり道なりに下ると奥深い森林の感を受ける。と思いきやすぐに民家のあるところに出て坂を下れば伊勢本街道に出る。 予定であればここから温泉に行くのだが休みなので仕方がない。以前から気になっていた墨坂神社にお参りした。本殿は奈良の春日大社の本殿を移築したそうで朱塗りが美しい。神社から鳥見山、香酔山、貝ヶ平山、額井岳の連山を眺め榛原駅から大阪に戻った。 温泉がどうしても抜けないので京橋に立ち寄り、白玉温泉につかり機嫌よくして帰途に着いた。 |
伊那佐山 伊那佐文化センター付近より |
伊那佐文化センター |
道標 「十五丁」 「大明神道」 |
道標「右やたき 左嶽大明神」と鳥居 |
猿岩展望台からの展望 |
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猿岩展望台 |
山頂の都賀那岐神社 |
山頂からの展望 竜門岳(右) |
熊ヶ岳・経ヶ塚山・音羽山 |
経ヶ塚山・音羽山・葛城山(霞んだ山) |
伊那佐山 三等三角点 |
井足岳への分岐 |
井足岳山頂 |
井足岳からの下り |
墨坂神社 |