平均寿命の延びに対して、いかに健康的に日常生活をエンジョイして暮らしていけるか。
そのためにはどんなことに気をつけていけばいいか。そんな疑問をお持ちの方も多いのではないかと存じます。
そういう疑問にお応えし、11月27日(土)、パナソニック健康保険組合・健康管理センター副所長の奥山早苗先生に
『健康寿命を伸ばすために』というテーマで講演をいただきました。
今回、新しい試みとして、ZOOMによる初のオンラインセミナーとして実施し、46名のご参加をいただいております。
①初のオンラインセミナー、イロイロ大変でした。
予想外の本番でのトラブル、実際につないでみないとわからない事もありました。
ペーパーノイズや突然の予想外のシャットダウン! 全く予期せぬハプニングにちょっと慌てました。
②ZOOM設定、わからない!?
役員が設定のために会員宅を訪問したり、入居されている施設の詳しい人にお願いしたり・・・。
開催前日まで、主催者側もサポートに右往左往。 でも、そうやって利用者の裾野を広げていくのも重要ですね。
③もうちょっと参加して欲しいなあ。緊急勧誘と募集締切り延長。
せっかくオンラインでやるので、もっと視聴者を増やしたい! 再度、メールやHPで告知しました。
結果、最高齢の荒井さん(91歳)や初の外国人・グラフさんも参加いただき、大盛況となりました!
④講師は奥山副所長。
大先輩にもオンラインで再会、ご無沙汰しています! 流ちょうでわかりやすい説明・解説。安心感はバツグンです。
パナソニック健康保険組合は、現在は雑色から新橋に移転しました。 また、健康診断にお越しくださいませ。
⑤質疑応答もいろいろでました。
BMIとコレステロールの関係、趣味の山登りへのアドバイスとか・・・。
歳はとっても、カラダもココロも元気にすごしたいものですね。
活発な質疑応答で、「健康体操」は時間切れでご紹介できませんでした。
(実は「負けるが勝ちじゃんけん」と「トントンスリスリ」運動・・・は準備していました)
⑥ 開会の挨拶、閉会の挨拶
会員の皆様、ご参加有難うございます! 健康は人生の最良の(配偶者の次に)パートナーです!
初めてのオンライン開催。好評であれば、今後も引き続きやっていきたいです。
⑦アンケートも募集中!
「オンラインで出かける必要がなく、コロナ禍でも安心して受講できる!」、
「直接、対面形式よりも気軽に質問できる」等々、好評でした。
「講演終了後のリアル飲み会がなくて残念」なんて声も・・・。
⑧講演要旨
(1)日本人の死亡原因で最も多いのが癌。早期発見が非常に重要。
また、要因分析では男性では脳血管疾患、女性では認知症が最も多い。
健康寿命を伸ばす為には、健康診断が非常に重要。
(2)生存率に影響する要因は様々なものがあるが、
特に注目すべき指標は①体格指数(BMI)、②アルブミン(血漿中のタンパク質の一種)、
③総コレステロール(細胞膜やホルモンに不可欠)、④ヘモグロビン(全身に酸素を運ぶ)。
中には低い方がよいと思われている指標もあるが、むしろ低いと危険度が高まることがある。
(3)大事なのは栄養バランスの取れた食事。合い言葉は「さあにぎやかにいただく」。
これは、魚、油、肉、牛乳、野菜、海藻・キノコ、芋、卵、大豆、果物の頭文字。
さらに、食物を「噛む」力も栄養摂取には欠かせない要件。
(4)生活機能の指標となるのが、ADL(日常生活動作能力)。
評価は、日常生活で基礎的、知的、社会的に自立した動作が可能かどうかを見る。
体力の指標には、「歩行速度」「握力」「立位バランス(開眼片足だち持続時間)」がある。
(5)厚労省が提唱する「スマート・ライフ・プロジェクト」は、健康寿命を延ばす重点課題は、
①適度な運動(いつもより+10分間=平均1000歩)、②適切な食生活(+野菜一皿)、③禁煙、
そして④健診・検診の受診である。
①~③で大事なことは、たまにではなく毎日続けることである。
また、健康診断は是非毎年受診いただきたい。
※講演会の資料をご希望の方は、担当の支部役員までご連絡ください。PDFにて送らせていただきます。
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