第237回 漫友会 根木内城から小金城へ!東葛地方最大の領主の城跡を散策

◆実施日
令和5年 12月12日(火)
◆集 合

13時30分 JR北小金駅 南口

◆参加者
(敬称略) 
  • 小森孝敏(龍ヶ崎)、戸谷輝夫(取手)、山下晃生(牛久)
    新保知博(守谷)、吉野 博(水戸市)、大久保敏雄(鎌ケ谷)
  •      大島耕而(千葉)、中嶋 繁(野田)、石和利彦(龍ケ崎)
         上田 進(柏)、三瓶健治(柏)、森本敬次(柏)、五島周太郎(鎌ヶ谷)
         平川清治(松戸/幹事)  以上14名

行 程(スケジュール)
 北小金駅→根木内城跡→小金城跡→大聖院→小金城趾駅→幸谷駅
 新松戸駅前食彩厨房いちげん(懇親会)

内 容
 住宅街に残された東葛地方最大の領主の城跡を散策しました 戦国時代千葉氏の一族から出た高城氏が根木内城を築城、その後小金城を築き、3代に亘って東葛地方一帯、現在の松戸・鎌ヶ谷・沼南・柏・我孫子なども支配していた戦国時代の城郭です。 昭和40年代の市街化開発により松戸市内でその面影を見ることができるのは、根木内城と小金城の跡地です。根木内城跡は「根木内歴史公園」として、小金城跡は「大谷口歴史公園」として残されております。
報 告
◎根木内城跡
 
根木内城は高城胤忠によって築かれた城です。1537年(天文6年)に小金城を築城して居城を移すまでの間、本拠地として使われた城で、太田道灌に攻められたこともあります。その後、1590年(天正18年)の豊臣秀吉による「小田原攻め」で落城しました。現在は根木内歴史公園として整備されており、6郭以上あったとされる曲輪のうちのひとつと、土塁、空堀が保存されています。戦国時代を物語る歴史遺産(空堀、土塁、土橋)と、常緑広葉樹を中心とした樹林地や上富士川氾濫原である湿地がある豊かな自然環境を有した公園です。既に多くの方々の協力によって「自然観察会」「史跡講演会」「ヨシ刈」等の活動が行われています。
◎小金城跡
 小金城は、千葉県有数の巨大城郭で、現在の松戸市域をはるかに超える広さだった「小金領」の中心地にふさわしいものです高城氏は根木内城より居城を移して、胤吉、胤辰、胤則と3代53年の居城となった胤吉は城建設以前には近郊の栗ケ沢城、根木内城を根拠地として構えていたが、小弓公方足利義明の進出に対抗するために大谷口に新城を築城して移った。 北に金杉口東に大手口、丑寅に達磨口、西に横須賀口、南に大谷口を設け、横須賀口には家臣を住まわせ、その規模・内容は稀にみる大がかりなものであった昭和40年代頃までは森林の中に遺構がほぼ完存していたが、宅地開発で、多くが消失している。残存した城跡の一部が大谷口歴史公園として整備されており、後北条氏関連の城跡で多く見られる畝堀や障子堀、土塁などの遺構が残る。また達磨口にはかつて引き橋が架かっていたと言われている土塁と堀切の様な場所が残り、馬場と呼ばれる付近にも土塁や空堀の名残らしき物が有る。現在は「畝堀」などの遺構が残っています。
◎大聖院
 高城氏が根木内城の祈願寺として現在の麗澤大学の位置に創建され、500年ほど前に大谷口城への移転とともに寺も城郭の鬼門にあたる位置に移転したと伝えられます。境内には市内最古の「大いちょう」があります。
◎流鉄小金城趾駅
 流山線(ながれやません)は、千葉県松戸市の馬橋駅と同県流山市の流山駅を結ぶ流鉄の鉄道路線である6駅、5.7キロメートルを走る路線で、みりん産業で発展して現在は東京近郊のベッドタウンになっている千葉県流山市中心部とJR東日本常磐線(各駅停車)との乗換駅である馬橋駅を結んでいる。接続するJR常磐線の複々線区間とは対照的に2両編成の電車が走行する、首都圏郊外の単線鉄道である。

  • <記事:平川  写真:山下、中嶋、小森、上田>

     

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 次回、1月例会 第238回 漫友会 「スーパードライミュージアム見学」&新春懇親会
1月 19日(金)つくばエクスプレス守谷駅改札口 10:00 集合 

 

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