第3回 健康さん紹介『和田 一義さん(75歳)』

今回の健康さんは『和田 一義さん(75歳)』です。

~特機・インダストリー営業の松下時代、料理学校に学び腕を磨いた料理人時代、そして旅と絵画制作の現在、豊かで多彩な日々を支えている健康のポイントを伺いました。~

(1)後期高齢期を迎え、今の思いを聞かせてください強く思うのは「体と心の健康バランス」。『病は気から』    の視点が、心の健康を保つポイント。 コロナ禍の中、人と の交流が減り、認知症やうつ病が注目されている昨今 の時代背景だけに、「青春とは心の若さ」、「余生にあら ず、今が人生の真っただ中」、「打ち込めるものを見つけ、目標を持つ」の心持ちが大切です。

(2)心の健康を保つ秘訣は何ですか?
 物事に感激する感性、何にでも興味を持つ好奇心や人との交流・一期一会を求める気持ちを大切に持ち続けることをお薦めます。
 NHK 歌のコンサートの公募に応募し、観覧に出かけたり、朝ドラ『舞いあがれ!』も大河ドラマも見ています。   62歳からアート教室に通い、   13年間継続中です。絵 画制作の過程での若い先生とのやり取りや談義は自分にとって刺激にもなり一番楽しい一時です。

(3)更なる健康の秘訣は?
「旅」はお薦めです。新しい発見、美味しいグルメ、人 との触れ合いがあります。国内47都道府県・世界39か国を旅し、多くの宝物に出会いました。とは申しても、い つも旅するわけにはいきません。
若くして妻を亡くし、今は長男との二人暮らしですが、普段の家事全般を引き受けることも健康の秘訣です。

(4)日々の暮らしで和田流の楽しく健康づくりとは?
ウォーキングやアスレチックをやる必要はありません。
毎日の食事作り、洗濯、掃除が運動です。また、食材を 仕入れるスーパーや八百屋通いも楽しみの一つです。
献立を考え、栄養のバランス(3大栄養素、食物繊維、 ミネラル、アルカリ性等)を考え、安価な食材を求めて店 内を歩き回ることが、運動にもなり、頭の体操・経済的節約にもなっています。

【訪問後記】今、和田さんはやりたいことを続ける中で目標を持つ、ストレスを溜めない、足るを知る、感激と交流を求 める・・・など、和田さんの歩みは続きます。
現在、過去2回の個展を開いた時と同じ京橋の画廊『ギャルリー      ソレイユ』にて、2025年5月に開催予定の喜寿記念・油彩展に向けて絵筆を揮っておられます。

第3回レポーター:佐藤 文昭、鶴若 計子

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