夢中人 風に抱かれて! 心はいつでも空駆ける翔年 佐々木 宏高さん    2003年4月掲載

 

鳥のように自由に大空を飛ぶ。子供のころ、誰もが一度は夢み、憧れそして諦めた世界である。
こんな少年の心を喜寿を過ぎた今日まで失わず実現させている人。そは鳥人佐々木宏高さんです。

 多摩川の河川敷グランドでお話を伺った大空へ挑み続けた道ほどを振り返って見た。少年時代、誰よりも高く大空に舞い上がる凧揚げに熱中したり、肥後守を駆使し作ったゴム動力の模型飛行機の滞空時間を競っていた。

 少年時代 自分の手を離れたら見るだけの飛行機に満足できず、ラジコンヒコーキ、ヘリコプターを操縦、自分の思いを大空に解き放っていった。

 そんなおり思わぬところから、風に抱かれて、風と戯れ、自由気ままに大空を駈けめぐる夢を叶えるチャンスがやってきた。労組主催のパラグライダー教室への参加であった。

 翔年時代、齢50半ばに真さに「天命」を知るところとなった。休日は東へ西へと飛行行脚を続け、退職後はモターパラグライダーを友として、どこまでも高く遠く空を駈け、至福の時を自由気ままに楽しんでいるそうです。

 生涯鳥人を目指している氏は、朝4時に起き10kmのマラソンによる体力づくりに励み、午後はスポーツジムでの筋力トレーニングで汗を流す毎日。健康で健全な体の維持に人一倍の努力を惜しまぬことで今日があることを教えられた。

 成人の顔を持つ少年。いついつまでも少年の心のままに大空を駈けることを期待したい。

                                 (レポーター 西 義生)

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