日頃は松愛会活動にご理解、ご協力を賜りありがとうございます。
　本日9月1日は「防災の日」です。死者・行方不明10万人を超えたと言われる関東大震災が発生したのが大正12年9月1日、あるいは立春から210日目で、台風の発生が多いと言われる「二百十日（にひゃくとおか）」に相当するのが9月1日なのでこの日になったなど諸説あります。
  ということで、本日は各地で「防災訓練」が行われますが、今年は台風10号の影響で東京都や栃木県・矢板市合同の防災訓練は中止と発表されました。栃木県でも台風はまだ遠く離れているにもかかわらず24日以降、各所で大雨による被害も出ています。
　地震は予測できませんが、洪水はある程度予測できるので、準備をする気になればできます。よく言われるのが食料・水の備蓄、風呂の水を抜かないで貯めておく、などですが、トイレの対応は案外抜けてしまうかもしれません。下水に雨水が流れこんだりして能力を超えるとトイレが流れなくなる、あるいは断水で水が流せない、ということが今後は起きるかもしれません。一番簡単なのは市販の非常用トイレ（凝固剤と袋のセット）を買うことですが、ない場合はごみ袋を２重にして中に吸水性のあるもの（オムツなどが良いが無ければ新聞紙）を入れるなどで対応することもできるとのこと。（におい等の処理が難しいですけれど・・）
　また、「レベル３高齢者等避難、レベル４避難指示」が出た際は、必ず避難所に行かなければならないと思っている方もいますが、実は「ひなん」なので「難」を「避ける」ということで、自宅にいるのが安全な場合が多いのです。もちろん土砂災害など危険がある場合は速やかに避難所に行くべきです。
★土砂災害については栃木県の各市ハザードマップでご確認できます。（詳細はこちら）
★現在の雨の様子は気象庁のHP（詳細はこちら）、またはNHK防災アプリ（携帯のアプリストアで入手可能）でも見られます。

　雨が降っている中の移動は逆に危険かもしれません。24日夕刻の大雨で自宅前が川のようになったのでその様子を見てください。

宇都宮市では２４日の早朝宇都宮城址公園で総合防災訓練が開催されました。この時は天気も良く、夕方あんなに大雨が降るとは・・・・。

 今の「異常気象」は「異常」ではなく「通常」と考えて備えをするべき時代になってきているようです。
台風10号の影響もまだ続きそうです。十分お気を付けください。

パナソニック松愛会栃木支部
支部長 北垣和紀