4月24日(日) NPO法人「足尾にみどりを育てる会」主催の「第26回春の植樹デー」に、コロナ禍のため代表5名で参加してきました。今年の「春の植樹デー」は、4月23日、24日、5月21日、22日の4回、各回300名限定で開催されます。従来は開会式・ミニコンサートなど各種の催しがあり、多くの参加者を募ってきましたが、昨今のコロナ禍で人数を絞り、行事は無しで、植樹のみの活動となっています。
「足尾にみどりを育てる会」は、日本最大級であった足尾銅山の工場煙突の煙害により荒廃した山々に緑を取り戻そうという趣旨で、植樹活動を続けている団体です。春の植樹デーと体験植樹を合わせ、26年間で延べ204,474名の参加、267,184本の植樹を行ってきました。まったく木々のなかった山々が少しづつ緑に染まってきていますが、まだまだ完全復活には程遠い現状です。
当日は、朝から曇天で肌寒い一日でしたが、雨も降らずまずまずの日和でした。植樹するのは国土交通省管理地のAゾーン「戸四郎沢」地区と、栃木県管理のBゾーン「久蔵口」の2か所ですが、Aゾーンは800段から900段の階段を上った先にある健脚者向けのコース、Bゾーンは作業道沿いの階段状に整地されたコースで、我々はもちろんBコースです。
高齢者・子ども向けコースということでしたが、結構急な場所で、上り下りするために仮設で作った階段が弱く割れていたのでさらに大変な思いをしながら傾斜地を上がりました。低いところはすでに植樹済みで、空いているのはやはり上の方になります。ただ、苗木は一人2本と少ないため、また植えるための土や水はボランティアの方により上に置いてあるため、ちょっとあっけないぐらいの時間で植樹完了できました。
高いところから見渡す風景は、晴れていればもう少しクリアだったのではと思いますが、少しづつ増えてくる緑と赤茶けた大地のコントラストが鮮やかでした。多くの家族連れやガールスカウトの団体などが植樹に訪れており「足尾にみどりを育てる会」のメンバーに加え、日光明峰高校の生徒さんが多数ボランティアとして参加されていました。
今年は、本部結成50周年、支部結成25周年の記念行事として9月3日に体験植樹を行う予定です。コロナ禍で人数に制限はありますが多数の参加をお待ちしております。
足尾の春の植樹祭参加、お疲れさまでした。少しづつ樹木が植わっていくのを心強く感じます。
坂田さん コメントありがとうございます。本当に「継続は力なり」と感じます。