新しい日常〈その38〉暇つぶしに工夫を!動画付き(会員編)

投稿者:宇都宮市下岡本町 萩野谷 勝

 日本では、昨年10月から年末にかけて新型コロナ感染者数が抑え続けられておりこれで収束していくのではとの期待がありました。しかし、世界を見渡せばまだまだ猛威を振るっている状況で、しかも新たなオミクロン株まで発見されてその感染力の強さに驚くばかりです。あっという間に1日の感染者が6000人を超えてしまい、第6波となって襲い掛かってきております。我々高齢者は出来るだけ早く第3回目のワクチン接種で対抗せねばなりません。

 そんな中で、私も皆様方同様におうち時間が増えております。私の暇つぶしの一つに「アルミ缶風車づくり」があります。隣の友人から作り方を教わったのがきっかけで下図のような治具を作り完成品を家の前のハウス跡の鉄パイプに吊り下げて楽しんでおりました。木製治具はビールやジュースのアルミ缶(大中小)やキャップ付きコーヒー缶に対応しました。

 上図の治具では作成時間が25分/個かかってしまうので下図のような改善治具を作りました。これなら半分の時間で作れると期待しましたが治具の材質が合成樹脂の為、羽を作るのに溝に沿ってカッターを入れると樹脂も一緒に切れて全く精度が出ませんでした。仕方なく元の治具に戻ってしまいました。時間がかかるので風車作成も一時停止の状態でした。一方、アルミ缶は継続して集めていた為、増える一方でした。

 そんな折、コロナ禍で本当のおうち時間が増えましたので何とか本格的治具を作成しようと考えました。堅牢性を考えると合成樹脂に代わるものは何と言っても鉄(スチール)ですので、家にあり治具になりそうなものを探しました。ありました、使い切った草焼きバーナー用燃料ボンベ外形がアルミ缶とぴったりサイズでした。それではこのスチール缶をどのようにして図6の様にしたら良いかを悩みました。因みに、アルミ缶もスチール缶の外形は66㎜で同じですのでスチール缶の内径を66㎜以上に広げたらアルミ缶がスッポリ収まるはずです。

 この要求にぴったり合致したので上図3枚目の少年野球用金属バット(ミズノ製外形66㎜)でした。治具作成用バットはハードオフで1200円で購入しました。具体的治具作成手順ですが ➀ガスボンベの上下をサンダーで必要寸法にカット ②金属バットの先端をカットしたスチール缶に直角に合わせる。 ③金属バットのグリップ側を大きいハンマーで打ち付け貫通させる(かなり強引な力技です)。ロングサイズは貫通するまで約1時間かかりました。

 ➃貫通したスチール缶に、あらかじめ用意してある図13のような羽(12枚)の位置を記した紙を貼る。➄ミニルーターを用意する。⑥先端ビットを替えて貼った紙に沿って、穴あけと溝カット及び研磨を行う。(④⑤⑥は写真がないので想像してください)⑦これでスチール治具の完成です。

 実際に風車を作るには、上の図15でカッターを溝に沿って12本の切れ込み入れて取り出し、羽を広げ缶の上下を少しつぶし整形したらアルミ缶風車の完成です(図16)。図17は3種類の大きさの風車です。作成所要時間は木製治具の半分の約12分で出来ました。因みに、右回転風車と左回転風車はスチール治具の上下を替えて作ります。

 暇つぶしにお付き合いいただきありがとうございました。図18のようにまだまだ風車予備軍がありますので暇つぶしに励みます。最後に、動画(you tube)も見て下さい。良かったらいいねマークを押してください!


コメント

    • 小西保昭
    • 2022年 1月 15日

    萩野谷さん  素晴らしい! すごすぎる! 今風の言葉で「これはヤバイ」
    地元の風物としていづれ評判になり、見学者が増えるのでは!!

    • 萩野谷 勝
    • 2022年 1月 15日

    小西さん、コメントありがとうございます。
    わたくしの家を探すのに目印になっているそうです。

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