投稿者:宇都宮市江曽島町 北垣 和紀
9月の声を聞いても残暑が厳しく、コロナ禍で外出自粛・買い物に行くのも遠慮しながらという息が詰まりそうな
毎日です。そこで、少しでも息苦しさを免れ、爽快な気分になれるところを探してみました。
1)龍門の滝
栃木県には有名な滝がたくさんあり、大体は日光か那須塩原方面(山沿いですから当たり前といえば当たり前)なの
ですが、この龍門の滝は県東部の那須烏山市にあります。急峻な山があるわけでもなく平地に突然の滝で、結構不思
議です。那須烏山市のHPに名前の由来が少し記載されていますが、ブラタモリ的な地質の話は無いので、ぜひそれ
も専門家に聞いてみたいと思います。
宇都宮からは高根沢経由県道10号線で大金を過ぎて烏山に入る手前の標識で右折です。駐車場の脇を流れている川
が滝の上流ですが、大した川幅でもなく「これがあの滝に?」と思いつつ少し歩いて「龍門ふるさと民芸館」(今
は改装のため休館中)の横を通り過ぎ下っていくと、『栃木のナイアガラ』と呼ばれる龍門の滝の全景が見えてきま
す。水量が多い時は難しいでしょうが、歩いて対岸まで渡ることも可能です。風向きによってはかなり飛沫を浴びま
すが、ぜひ滝壺の近くまで行くことをおすすめします。桜、紅葉の季節もきれいだと思います。近くに大平寺、諏訪
神社もあり、神社仏閣に興味のある方はこちらもおすすめです。
2)どうくつ酒蔵
烏山を代表する銘酒「東力士」の醸造元である島崎酒造が所有する、どうくつ酒蔵。第二次世界大戦中に山をくり
抜いてトンネルを堀り、戦車工場として建造されたそうです。先程の龍門の滝からは車で5分ほど。
大谷資料館と同じく地中なので、夏は涼しく冬は温かい約15℃くらいで、今の時期は入るとヒンヤリして気持ちが良
いです。寒がりの人は羽織るものをお忘れなく。
見学は土・日の10時~16時。30分ごとに人数がまとまって見学するのですが、今はコロナ対応として栃木県在住
者のみ対象とのこと。見学終了後は併設の売店で「どうくつ熟成酒」を買い求めることもできます。お酒が苦手な方
は東力士サイダーを。
那須烏山市の中心部に島崎酒造の本店があり、こちらでは東力士の各グレードのお酒を購入できます。
人々の生活に大きな影響を与えているコロナですが、対応を誤らず、そして張りのある生活で精神的に参らないよう
にしていきたいと思います。
この記事へのコメントはありません。