支部長メッセージ ”災害・・・” 2024.2.1

パナソニック松愛会 栃木支部会員の皆様 

  1か月前の1月1日能登地方で起きた「令和6年能登半島地震」で亡くなられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 2011年の東日本大震災以降、日本列島は地震が活発になり火山の噴火等も含めて「大地変動」の時代に入ったと言う学者もいます。日本は、4つのプレートがせめぎあう非常に稀な地形のため元々地震が多い国で、プレートの沈み込みで起こるのは「海の地震」と言い東日本大震災はこれにあたります。また活断層が動くことによる地震は「陸の地震」で阪神・淡路大震災や、熊本地震がこれにあたります。
 栃木県は「海なし県」のため幸い津波の心配はありませんし、台風被害も従来はそれほど大きくなく比較的安全と言われています。また地震を起こすと言われている活断層も「関谷断層」が知られているのみです。ただし、それはすべて調査されたということではなく、未知の活断層があるかもしれず、その発見は今後の調査によっています。
 近年、地球温暖化により海水温が高くなり台風が発生すると大型化する傾向にあります。さきほど栃木県は台風被害もそれほど大きくないと言いましたが、今後は大量の雨による河川の氾濫や、下水能力を超えてしまうことによる内水氾濫など災害のリスクは大きくなっています。
 暗い話ばかりになってしまいましたが、ではどうすればよいか?100点満点の答えはありませんが、少なくともある程度準備が必要かと思います。
・家族との非常時連絡手段を設定しておく (NTTの171など)
・数日分の水、食料、災害用トイレ凝固剤を準備しておく (水は1日1人3L)
・タンス、食器棚など家具の固定(倒れにくくしておく)
さらに理想を言えば
・昭和56年以前の住宅は耐震診断し必要があれば耐震補強する (費用は掛かりますが補助金もあります:リンクはこちら)

国や県が、公開している活断層データベースや地震被害想定のリンクを記載します。

 以下に平成26年5月1日に栃木県がまとめた地震被害想定の中から、栃木県庁直下で最大規模の地震が起きたときの震度想定図と液状化想定図を掲載します。あくまで最大級の被害を想定した資料ですからこうなる確率は低い(国の地震調査研究推進本部によると2013年から30年間に震度6強に見舞われる確率は県域の大半が0.1%以下)と思いますが、「もしも」はありうると考えて日頃の備えをすることが大切です。

2024年2月1日
パナソニック松愛会栃木支部
支部長 北垣和紀

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