身体に不可欠な栄養素であるビタミン。ビタミンには「水溶性」と「脂溶性」があります、知っているようで知らない？！「脂溶性ビタミン」を紹介します。

◆脂溶性ビタミンの特徴
●あぶらに溶けやすい為、脂分の多い食品と一緒にとると効率よく吸収できる。
●水溶性ビタミンより身体に蓄積されやすい。
●健康な人が通常の食生活で欠乏症になることはごくまれ。ただし欠乏とまでいかなくても、不足すると病気のリスクは高くなる。
　※欠乏症：生活に明らかな支障が出るような病気（ビタミンA欠乏による夜盲症、ビタミンD欠乏による骨軟化症など）

◆全身の様々なところで、脂溶性ビタミンは健康を支えています。

		主な働き	不足すると	注目ポイント
A	目と皮膚を生き生きと	目の網膜細胞が平常に働くために必要	皮膚や粘膜が乾燥して抵抗力が弱くなる	体内でビタミンAに変わる
D	骨と免疫の元気をバックアップ	CaとPの小腸での吸収、腎臓での再吸収を促進	骨折のリスクが増える、筋力が低下し転倒リスクが高まる	「日本人の食事摂取基準」で摂取量目安量が引き上げられた
E	若々しくはつらつと	細胞膜にある脂質の酸化を防ぎ、細胞の老化を抑制する	動脈硬化、高血圧、サルコペニアなどのリスクが高まる	ビタミンEは長寿のビタミン
K	血液と骨の健康に	骨のコラーゲン生成を促進し骨の形成を促す	骨粗しょう症のリスクが増す出血しやすく止血しにくくなる	骨の健康の為にはもっと必要！

ここで働いている！４つの脂溶性ビタミンを健康づくりに役立ててみてはいかがですか。

参考資料　「５１年目のミキプルーンより」