モノづくり革新センター工場見学

この度、モノづくり革新センター(旧宇都宮テレビ工場)様のご配慮により2018年6月13日と20日の両日、昨年節目の50年を迎えた工場の見学会を実施致しました。この見学会には両日合わせて98名の方が参加され、その中で前回見学に引き続き参加された方が丁度半数で今回初めての方が半数でした。前回から更に進化している工場を見て多くの参加者が感激しておられました。

(1)挨拶・概要説明
見学に先立ち、モノづくり革新センター様より、歓迎のご挨拶と工場概況の説明を受けました。昭和42年に真空管式カラーテレビの主力生産工場として稼働を開始、今では国内唯一のテレビ工場となり4K有機ELテレビや高級オーディオ商品を生産する工場に変わりました。さあこれから3班に分かれて工場見学です。

(2)モノづくり道場見学
生産に携わる作業員の技術力向上と改善を図る為にモノづくり道場が開設されたとの事です。道場では生産性や高品質を確保するために絶えまぬ人材育成や訓練を行いスキルアップを担っています。ビス締めの仕事だけでも100分ほどの訓練やランク付けを行っているそうです。

(3)4K有機ELテレビ製造工程
ビエラ史上最高峰の漆黒の黒と色再現性を実現した4K有機ELテレビの製造現場を目の当たりにして、かつてのこの工場を知る会員は、現場の変わり様を感慨深く見入っておりました。現場では薄型パネルを取り出す工夫とか半導体工場並みのクリーンルームでの作業等に驚かされました。

(4)超高級オーディオ商品製造工程
2014年に復活したテクニクスブランドの超高級アンプの製造工程では高品質を確保するためにスキルの高い認定者だけの工程となっておりました。ビスの中にはメガネフレームに使っているような小さなものもあり気が抜けないモノづくり工程でした。

(5)超高級オーディオアンプ視聴
工場見学の仕上げに視聴室での超高級アンプの音を体感しました。クラッシクから美空ひばりまで幅広いジャンルでのハイレゾ音の迫力を体感すると共に昔懐かしいレコード盤のクリアな音の広がりが印象的でした。アナログ時代からデジタル時代を経験している会員の心をとらえた視聴でした。

(6)質疑応答と記念撮影
今回の工場見学で印象・不明点・有機ELの技術面・経営状況等についての幅広い質問がありましたがモノづくり革新センターの阪東所長様より明快なご回答を頂き皆様納得されておりました。最後に全員で記念撮影しました。改めまして今回の工場見学に対しモノづくり革新センター様には心から御礼と感謝を申し上げます。

【6月13日のスナップ】

 

【6月20日のスナップ】

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