栃木支部の会員で多彩な趣味をお持ちの人は沢山さんおられます。1980年代のオーディオブームが一世を風靡したことは皆さんもご記憶のことと思います。近年パナソニックで復活した「テクニクスブランド」は、オーディオブームの頃に随分市場を賑わせました。今回は栃木支部会員で「音を求める」夢中人の中野正巳さんをご紹介いたします。松下電子応用機器を退職されてから、以前に勤めていた山水電気時代、調達業務に携わった音響機器を再現するため、自宅の一室をリスニングルームに仕上げ、理想の音を求めて続けておられます。
1.中野さんの音響機器紹介
〈 使用機器 〉
プリアンプ2台 : マッキントッシュC-52、サンスイC2105
メインアンプ4台:マッキントッシュMC252、アキフェーズP7000、サンスイB2105、ラックスマンMQ88U
CDプレーヤー2台:エソテリックX01D2、サンスイSR929
カセット:ナカミチドラゴン
スピーカー:JBL66000、サンスイSP707J、C300、LE8T、4000、α2000、100i
※青字は山水電気時代に携わった機種です。
今、中野さんの気に入っているスピーカーはSP4000です。そのスピーカーのコーン紙はドイツのクルトミューラー製で入手に苦労した材料でした。ソフトな音が気に入ってます。
2.オーディオの集い(中野さん談)
楽しいオーディオをもとめてマニアの遊び場を作りました。テクニクスの北京オリンピック会場用スピーカーに関与した技術者の指導を受けて、定年退職後25畳の試聴室を作りました。オーディオ好きの仲間と自作アンプの発表会・品評会を手持ちのレコード・CD・カセットを使い試聴会を月1回開いてきました。コロナウイルスの発生でここ1年はお休み状態です。メンバーは定年後、自作真空管アンプを持ち込んで来る方もおられます。マニアとしてウンチクを語って楽しい時を過ごしています。
私は70歳を過ぎましたので良い音よりは聴き易い音が主体になり機種を入れ替えては聴いています。山水電気勤務時は仕事上、パナソニックのスピーカー事業部とお付き合いがありました。OEMでスピーカーユニットやネットワークを供給していただき非常に大きな取引をしていました。スピーカーの中でも高音用ツイーターは、技術的に日本一だったと思います。私たちの年代の人は、若い時に買ったレコード・カセット・CDを持っているが装置が壊れてソフトを持っていても聴けない人がたくさん居て、その人たちに当家の装置を使って皆で試聴しています。スピーカーごとの「音くらべ」は至上のひと時です。
3.取材を終えて
コロナ感染拡大防止のため、月1回の音楽試聴会は現在、自粛中です。
再開を楽しみにされているマニアの方が多く、音楽やオーディオに興味ある方が、楽しく集まり・聴き・語り会う場を提供されております。興味ある方は、支部役員まで連絡下さい。(取材:橋本 和幸)
中野さん
ご無沙汰致しております。以前、山踏会でお世話になりました。電子工業OBの有本です。
中野さんのオーディオルームを以前より、伺っていましたが、写真で拝見できて感激しました。
是非、機会がありましたら、アンプなど拝見にお邪魔出来ればと思います。