昨年は“源流を求めて”を企画しましたが、熊の出没により中止されました。今年はコースを原地区に変えて下記の通り開催致しました。
当イベントは “芥川・人と魚にやさしい川づくりネットワーク~芥川倶楽部”主催の芥川ウォーキングに、高槻支部も共同参画して実施しています。
今年は源流は芥川の支流の一つである雲渓川を遡り林道を歩きました。 途中、水生生物の解説を聞くなど、残暑が残る曇り空の下、汗をかきながらウォーキングしました。
◇ 日 時 令和6年10月26日(土) 9:00 ~ 13:00
◇ 主催者 芥川倶楽部主催、松愛会高槻支部共催
◇参加者数 総数22名 (内、松愛会参加者5名)
芥川倶楽部・高槻市下水河川企画課スタッフさんからの説明補足がありました。
◇ 八阪神社は原地区にあり、スサノオミコトを祭神します。清和天皇の頃(9世紀後半)疫病が流行したため牛頭天王(ごずてんのう)を迎えたのが始まりとされています。毎年4月初めに「春祭歩射神事(通称大蛇祭)」が行われます。藁で直径25cm、長さ30mもの大蛇を編んで、これを村中を練り歩いたのち、弓で撃ちます。境内には花崗岩製の石槽が有り、大阪府の有形文化財に指定されています。
◇ 八阪神社 ・神社周りに大木のツガ、ムクノキ、ケヤキ、ツブラジイ。ほかにハクモクレン、イヌマキ ・ツガの葉は短く実が小さい ・ムクノキとケヤキは葉がそっくりだがムクノキの基部は3葉脈 などの説明がありました。
◇ 八阪神社から才所までは、スギとヒノキが立ち並び植林された林道でした。 途中 沢蟹やアケビを見つけたりしながら、楽しく歩きました。
◇ 才所周辺 は緩やかな林道。 登り切った所はサクラタデ、アキチョウジ ・トウガン(冬瓜)畑で 、チャノキ等があり、現在も1軒だけ生活をされている家が有りました。
◇ 才所から岩井谷へは、下り坂で一部林道が雨流跡で窪み、強風などによる倒木があり、遮られていました。昔は林業で生計が立てられていましたが、材木の需要が減り野ざらしの森林になってきていると、スタッフから説明がありました。下り坂周辺は、タラノキ・クマノミズキ・ヤマハギ等が見られました。
◇ 砂防堰堤にて昼食をとり、市職員による砂防堰堤の説明とスタッフによる雲渓川・岩井谷の生き物紹介と説明、林道の歴史・山と川 植物・生物の関連について説明を聞きました。
◇ 感想
初めてウォーキングに参加させて頂きました。主催者の芥川倶楽部は設立20周年を来年迎える倶楽部で、設立のきっかけは、川魚が住めない状況にあることに気づき、大阪府・高槻市の行政と一緒になり、アユが遡上して産卵が出来るようにさかな道を整える活動を継続されています。 <ヒトと魚にやさしい川づくり、多様な生き物のいる芥川の環境を守り育て、市民の心の豊かさを育む> を芥川倶楽部の理念としています。
猛暑が続いて、各方面に弊害が出ています、お米は小粒、、栗も育たない状況だそうです。また、砂防堰堤脇の川に生息している多くの生物の説明を聞きました。今年は10年ぶりにアユが産卵した小さな卵も確認されたそうです。魚道を整備することで自然界が元に戻っていると思います。新しい物が開発され、豊かになりますが、自然を大切に守る事の大切さを学びました。
今回参加数は、当日体調不良の方が居られたため減りましたが、曇り空の中6.5Kmを歩きました。
今後もクリーンキャンペーン&ウォーキング活動を継続して参りたいと思います。貴重な体験をありがとうございました。 次回みなさんの参加をお待ちしています。
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