2025年 ミドルセミナー(ミドル懇談会第一部)実施報告

1 日 時  : 2025年2月24日(月・休) 10時 ~ 11時45分
2 開催場所 : JR高槻駅前 クロスパル高槻 5階 視聴覚室
3 参加者数 : 会員43名(うち配偶者7名含む) 支部役員 9名 合計 52名
4 テーマ  : 身近な介護保険 ~ いつか来る日のために ~
5 講師   : パナソニック保険サービス、MS&ADインターリスク総研

受講風景①

6 内容   :
〇セミナーの狙い
介護の実態は、ゆっくりと始まるよりも脳卒中や骨折・転倒などある日突然始まることが多く、約4割を占める。
今年度もパナソニック保険サービス(株)様に依頼し、本人や家族に介護が必要になった場合、どうすればよいかを実情に即したストーリー仕立てで、分かりやすく解説するセミナーを開催する。
参加対象は、ミドル層(67~76歳)とご家族の方々だけでなく、希望する会員は受講していただく。

宮下支部長の挨拶

■宮下支部長の挨拶
①ミドルセミナー開催の目的
 ・高槻支部会員の現状は、平均年齢76.6歳(全支部平均75歳)。
  平均年齢が高いのは一概に悪いことではない。 しかし個々に見ると高齢化に伴い足の調子が悪くなったり入院をされておられるなどで、懇談会に参加したくても出席できない方もおられる。
 ・介護保険を支払ってはいるが、私も実態をよく知らない。本日のセミナーは、個人的にも関心がある。健康保険や公的年金は、案内が都度来たり、負担割合や金額などを多くの人は把握している。一方、介護保険は内容が難しかったり、申請が必要な面も多々ある。
 ・本日は 皆さんの関心が高い介護保険についてご説明をいただく。
②講師の紹介
 ・パナソニック保険サービス株式会社の潮田様
 ・MS&ADインターリスク総研株式会社の黒住様
 の2名の方に講師をお願いします。

潮田様のご挨拶

■「身近な介護保険」セミナー開始にあたってのご挨拶
講師:パナソニック保険サービス株式会社 潮田様
 ・本日の講師である黒住様を紹介します。
 ・本日のセミナーは、介護保険が身近に感じてもらえるように工夫を凝らして説明を行います。

■「身近な介護保険」の講義
講師:MS&ADインターリスク総研株式会社  黒住様
高槻市内在住の松愛会会員夫妻(夫70歳、妻65歳)をモデルに設定し、妻が突然倒れたと想定し、介護保険とはどういうものか

黒住様の講義

を分かりやすく説明する。
 1)介護の始まりは、ゆっくり始まるよりも約4割は突然発生する
 2)介護保険の申請について
  ・居住地の地域包括支援センターに行き申請することを優先する。
  ・申請後は、訪問調査と主治医意見書の結果で、審査・判定される。
 3)ケアプランを決める
  ・介護判定で要介護となった場合は、要支援1~要介護5までの7段階に分かれる。各段階で支援内容、費用負担などが違ってくる。
  ・ケアプランを作成するケアマネージャーの選定が大きなカギになる。
4)オカネの話し
 ・介護保険支給額は、要介護認定レベルで違ってくる。
 ・自己負担額は、要介護認定レベル、介護サービスの内容、利用者負担率など色々な要素で変わってくるが、実態例や目安金額などを説明。
 ・高額療養費制度、パナソニック健保独自の給付などその他制度の説明。
 最後にまとめとして、「ひとりで抱え込まない」ことが大事。

7その他
■講義終了後の質問への回答について
 ・講義終了後、参加者6、7名より、自己負担割合や介護サービスの単位など、より突っ込んだ質問がありました。しかし、介護に関する問題は、複雑で色々な情報が必要なため、後日回答となりました。
 ・パナソニック保険サービス様経由で、MS&ADインターリスク総研様より、回答書が届きました。松愛会高槻支部HPの「会員専用」の場所に回答書を置きますので、質問された方やセミナーに参加された方はご参考になさってください。

■ミドルセミナー受講者アンケートについて
 ・今回、セミナー受講の感想、意見や今後のテーマ提案などを記入していただく、アンケートを実施した。
 ・セミナー満足度は、1(不満)から5(満足)まで5段階評価していただくと、93%(43人中40人)が、4以上と回答されており、概ね好評だった。
 ・セミナーで印象に残った点を自由記述していただくと、
  ①介護保険の自己負担金イメージがつかめた
  ②介護保険申請の流れがつかめた
  ③ケアマネージャーが重要と理解した
  ④介護保険全体の流れがわかった
  などの声をいただいた。
 ・その他いただいたご意見、ご提案などは、今後のミドル懇談会含め支部活動の参考にさせていただきます。

■感想
 ・2年連続で75歳節目のセミナーを開催し大変好評だったが、本年度は介護が必要になった時に、少しでもご家族の参考になればと思い、「身近な介護保険」のテーマで昨年同様に休日開催、ご家族参加可とした。参加者は昨年並みの夫婦7組含め52名。熱心に聴講されるご様子や多数の質問が出たり、アンケートからも介護保険に対する関心の高さを感じると共に、概ね好評に開催できたと思う。
 ・講師からは、高槻支部内の会員を想定した具体的で分かり易い説明をしていただき、地域包括支援センター、ケアマネージャーの選定や色々な費用、給付など実用的で参考になる点が多かった。
 ・介護のポイントは、一人で抱え込まず、介護サービスの活用やケアマネージャーに相談が大事だと認識した。

受講風景②

 

★ミドル懇親会(ミドル懇談会第二部)報告
 ・ミドルセミナーに参加していただいた会員でご希望の方を対象に、午後から場所を変えて懇親会を実施した。
会員相互の親睦や支部役員との交流を深めるべく、会員15名、支部役員8名、合計23名に参加していただいた。
 ・横枕副支部長の乾杯発声を皮切りに、美味しい食事とアルコールを楽しみながら自由歓談を行った。
各人の近況報告では、ボケ防止で働いている人、趣味に活きる人、〇〇自慢の人など、感嘆と共感の連続で大いに盛り上がった。富田副支部長の中締めでお開きになったが、予定時間を超えた和やかな懇親会となった。

集合写真

+3
PAGE TOP