第37回「学ぼう会」 実施報告書
□日時:10月7日(土)10:00~11:30
□会場:高槻城公園 芸術文化劇場 大スタジオ
□講師:高槻市長 濱田 剛史 様
□テーマ:高槻の今昔 & 未来物語
□主題の趣旨:
私達の住む街“たかつき”及びその周辺地域は「どんな歴史をもっているのか?」また「どんな未来が待っているのでしょうか?」を学ぶ。
□参加者:122名(役員15名含む) 欠席25名(事前連絡あり5名)
□ 講座内容
<はじめに
高槻市文化財管理部門は、有能な考古学専門家を配し、全国でもトップクラスの調査・分析・管理能力を有している。
<歴史:
・西国街道と淀川舟運の二大交通路、京都・大阪に近い地勢により、日本の各時代を象徴する歴史文化が育まれた高槻。
・安満遺跡(公園)は水稲作を系統的に展開した村。居住域/生産域/集団墓地の3要素がそろって発見されたのは安満遺跡だけ。
・今城塚古墳は淀川流域最大の前方後円墳。聖徳太子の曽祖父である継体天皇稜で、淀川水系の水運の重要性を説き中流域の港を整備。
・摂津の国では最大規模を誇る芥川城(三好山)。昨年、国の史跡に指定され 「続日本100名城(注)」に登録。
・京都・大阪を結ぶ要衝として幕府も統治に苦心。藩主永井直清から長期安定。全国2例目の将棋駒を発掘、文化芸術にも造詣が深かった。
(注)日本城郭協会が財団法人化50周年を記念し選定、日本100名城と同基準
<未来: 「大阪の高槻」から「日本の高槻」へ
・高度な都市機能・にぎわい創出・交通拠点化をコンセプトに、JR高槻駅南地区のまちづくりを積極支援
・「将棋のまち高槻」を全国に発信。関西将棋会館の建設着工と関連イベント開催を含めて市の文化・経済を活性化。
・魅力とにぎわいあふれる地域共生モデルの拠点整備を推進
□結び
本年3月にオープンした芸術文化劇場、真新しさが薫る大スタジオにて幾許かの緊張が漂うなか開講。無類の考古学ファンで、且つ法科キャリアをベースに秀でた分析・考察能力をもってお話しされた濱田市長の講話術によって、聴講者は終始講座に集中できたと思う。
知ってるようで知らない、それほど関心を持っていなかった“居住地の歴史”を、分かり易く、興味深く学べたと感じた聴講者は多かったと推察でき、今回の学ぼう会は期待する成果が得られたと思う。
世の中は大きく動いている。
勉強しないと、世の中から取り残される
体力・知識・パソコン・お金 !!