第207回 漫友会 兼 令和3年度茨城地区大会

実施日 令和3年6月10日 10:00~15:30
集 合 JR常磐線 牛久駅 改札出口
参加者
(敬称略)
山下晃生(牛久)、小石川 功(筑西)、吉野 博(水戸)、中山照明(神栖)
中嶋 繁(野田)、小森孝敏(龍ヶ崎)、新保知博(守谷)、上田 進(柏)、大島耕而(千葉)
森本敬次(柏)、三瓶健治(柏)、関幸彦(草加)、鎌田廣(千葉)  13名
行  程 牛久駅⇒エスカードビル市の講座室(会議)⇒牛久シャトー・レストラン(昼食)⇒
シャトー本館ホール(見学)⇒神谷伝兵衛記念館(見学)⇒牛久駅 約3km
内 容   本会200回を超える開催で、牛久シャトーは記念すべき第1回の開催で6名の参加から
始まった。以降7回ほど牛久大仏等牛久市は訪問しているが、明治31年(1898)

日本最初の本格的ワイン醸造所が開設され歴史的建造物となっている牛久シャトーが
昨年6月山梨県甲州市と共に、日本ワインの有形・無形の文化財として「日本遺産」に
登録された。
この機会に一般では非公開のワイン城のホールを中心に、今一度創業者神谷伝兵衛の
偉大さに触れるため、市の担当者の説明や詳細な資料を頂戴し、学ぶ機会をいただいた。
牛久市は人口9万人、伸びる県南の中核都市で昨今では、72代目の横綱稀勢の里を輩出
した地域としても名声を上げており、今般の牛久シャトーと牛久大仏と並び、
集客の3本柱として期待が高まる。
報 告    
  牛久シャトー 旧事務室・ホール(現本館)
    明治期の実業家神谷伝兵衛が建てた本格的日本最初のワイン醸造所を残す施設。
明治31年(1898)2年前に牛久駅が開業したばかりの牛久の地でフランス
ボルドー地区最新式
を取り入れたレンガ作りの牛久醸造所が完成。
本館正面“CHATEAUD・KAMIYA”のシャトーは本格ワインが認知された
称号で、建物と
共に歴史的な価値の高さで2020年日本遺産にも選ばれた。
苑内は、春は桜、秋は紅葉に囲まれ「神谷伝兵衛記念館」では、その足跡を当時の
ワイン作りの
資料と共に、明治・大正を駆け抜けた人たちの熱い想いにふれることが
出来る。

今回は、一般公開していないワイン城本館2fは、ホール(貴賓室)にも使われ、
内部は、10年前の東日本大震災により、5年間で15億円の修復を終え、建物構造、
備品、美術工芸品含め市の担当説明員から克明に説明を受けた。
板垣退助・大山巌等明治の大物がこのホールで集まった写真そのものを見ながら
実感する。また関連施設として和室も見て、外観だけでなく、内部の文化レベルの
高さや、日本遺産としての建物保存の在り方等も認識した。
  神谷伝兵衛記念館 旧醗酵室
    ぶどう畑で収穫されたぶどうを、この醗酵室までトロッコで運び2Fで果汁生成
されて1Fの
桶に入れる一貫した流れの1次醗酵が行われた。
現在は記念館として、写真や展示物、当時の醸造機械等で建物内部の印象と共に、
展示スペース
として一般公開されており、牛久シャトーの歴史を知ることができる。
  レストラン 旧貯蔵庫
    当時からの一連の建物群の1つであるが、現在はレストランとして活用されている。
私達は、見学前にこのレストランで、ここならではの豪華昼食とし、本場での
ぶどうジュースを美味しくいただき、建物雰囲気と共に楽しんだ。
    文章・行事企画:山下 写真提供:小森さん、中嶋さん、上田さん、山下)
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