2021年 3月 松愛会「川柳インターネット句会」実施報告
実 施 日 3月26日(金)〜30日(火)
句 会 新型コロナウィルス対策で、各自宅にてインターネットを介して、
投句・互選・点盛り・評価・提案等を続け、全投句60句の中からホームページ掲載句12句・うち入選句3句を
決定しました。
参加会員 青野 進(千葉市)、藤野勝利(台東区)、浜本音一郎(横浜市) 、吉永 勇(板橋区)、
伊達博良(世田谷区)、戸谷輝夫(取手市) 以上 6名
「つぶやき」
賛美する心
メール仲間に理けじょ(専門職)がいる。たまのCCメールは飾りけなし数行だが、
「あっ」と気づかされる新鮮さがある。なるほど、そこに感動(人間模様)がかくれていたんだ。
「見て、あそこに咲いているよ」路傍の草木のおく、一輪の可憐な花を教えられる。彼女の賛美には
まったくわざとらしさがない。引き算なしに全肯定して読める。男はいくつになっても女性からの
賛美によって慰労され生気を取り戻す。彼女を言葉少ない「詩人」と名づけるゆえんである。
自己へでなく、もっぱら他への賛美(拍手)を気にとめている人はストレスがないと思う。
アメリカの大学での話。卒業後はビジネスの世界に身を投じる学生たちに、実業的にはほとんど役に立たない
「過去の詩人の功績」を長年にわたって講義してきた老教授がいた。自分の仕事に疑問を抱かないか問われて、
矜持をもって答える。「たとえ詩がなにかをもたらすことはなくても、少なくとも詩は物事の賛美の仕方を
人間に教える。それで十分ではないだろうか。」
<吉永偏人 記>
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「次回案内」
日 時 4月23日(金)〜27日(火)
句 会 新型コロナ対策で、インターネットを介して投句・選句・意見交換
句 題 「弾む」 ・ 「にっこり」 ・ 「時事句」 ・ 「自由句」
「艶句」 (艶句はHP掲載対象外) 各2句以内 計10句まで
投句締切 4月23日(金) 松愛会会員の投句歓迎(1句のみでも可)
投 句 先 戸谷輝夫 t-tota2@outlook.jp