2020年 8月 松愛会 川柳句会

2020年8月 松愛会「川柳インターネット句会」実施報告
実 施 日 8月21日(金)〜25日(火)
句  会 新型コロナウィルス対策で、各自宅にてインターネットを介して、投句・互選・点盛り・評価・提案等を続け、全投句60句の中からホームページ掲載句・入選句を決定した。
参加会員 青野 進(千葉市)、藤野勝利(台東区)、浜本音一郎(横浜市) 、吉永 勇(板橋区)、
伊達博良(世田谷区)、戸谷輝夫(取手市)      以上 6名
「つぶやき」
私は八十歳の一人暮らし。世間では不要不急の外出を控えるよう呼び掛けているが、一年中、朝から晩まで不急不要の身。コロナ以前と何ら変化なし。唯一、不要不急ならず「必要緊急」な事は晩酌と川柳だろうか。近所の図書館がコロナの影響で休館となった。その後解除されたがコロナ防止用の大掛かりな工事が始まり、引き続き休館と相成った。実に困った事である。何故なら締め切り迫る私の川柳の源は図書館にあり。

或る時は散歩中に、或る時は電車の中で、或る時は晩酌中に頭の中にふっと句が浮かぶ。しかしそれは断片的であり五・七・五の形態を成してはいない。それを川柳と成すには、それなりのふさわしい環境が必要となる。その恰好の環境が私の場合は図書館である。自宅では目の前にテレビあり、冷蔵庫には冷えたビールありで、誘惑に弱い私である。
図書館のあの静寂さが私を川柳の世界に没頭させてくれる。そして足りない私の知識に館内の膨大な書籍が補ってくれる。カサカサと頁をめくる微かな音だけが静けさに静けさを呼ぶ。だから休館とは実に困った事である。私の川柳の源は図書館にあり。
静けさに蝉も遠慮の図書の部屋    <浜本雀子 記>
「次回案内」
日  時 9月25日(金)〜29日(火)
句  会 新型コロナ対策で、インターネットを介して投句・選句・意見交換
句  題 「うわさ」 ・ 「二の足」 ・ 「時事句」 ・ 「自由句」
「艶句」 (艶句はHP掲載対象外) 各2句以内 計10句まで
投句締切 9月25日(金) 松愛会会員の投句歓迎(1句のみでも可)
投 句 先 戸谷輝夫  t-tota2@outlook.jp

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