2023年 8月 松愛会 川柳句会

2023年 8月 松愛会「川柳インターネット句会」実施報告

◆実施月日
8月25日(金)~28日(月)
◆句  題
「肩すかし」 ・ 「知らぬ顔」 ・「時事句」・「自由句」
◆句  会

暑気対策で新橋句会を中断し、各自宅にてインターネットを介して、投句・相互選句・点盛り・評価等を続け、全投句50句の中からホームページ掲載句・入選句を決定しました。

◆参加会員
青野 進(千葉市)、藤野勝利(台東区)、浜本音一郎(横浜市) 、吉永 勇(板橋区)、戸谷輝夫(取手市)以上5名
つぶやき
 「穿(うが)ち」について
以前から一般に親しまれて川柳には、特徴である「穿ち」「おかしみ」「軽み」の三要素があると教えられてきましたが、今回は一般的に理解しづらい「穿ち」について、今一度その考え方を見直してみることにしました。
「穿つ」とは本来「穴を掘る」という意味の言葉で、よく「穿った見方をする」と使われるように、独自の視点・発見で、急所を突いて批判したり風刺したりして詠むことですが、「風刺」と言えば、今までは他人への攻撃的・暴露的な作品が多く、特に江戸時代からの古川柳では、自らを傍観者としての風刺が主流でした。
古川柳(誹風柳多留より)   役人の子はにぎにぎをよく覚え
 ところが現代川柳では、サラリーマン川柳やシルバー川柳の様に、風刺は「自己を含めた風刺」を目指す方向に変わってきたようで、各紙における入選のウェイトも、明らかに同傾向が高くなっているように思われます。
サラリーマン川柳入選句   会社へは行くなと上司行けと妻
ただ私のような凡人には、まだまだ敷居の高い世界ではありますが、より高みを目指す気持ちだけは持ち続けたいものです。
<戸谷鬼笑 記>
 
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「次回案内」
◆日  時
9月22日(金)~26日(火)
◆句  会
暑気対策・健康面への配慮から、新橋会場での対面句会を中断し、各人自宅にてインターネットを介して投句・互選・評価・意見交換を実施します。
◆句  題
「天の邪鬼(アマノジャク)」 ・ 「倹約」 ・ 「時事句」 ・ 「自由句」・「艶句」(艶句はHP掲載対象外) 各2句以内 計10句まで
◆投句締切
9月22日(金) 松愛会会員の投句歓迎(1句のみでも可)
◆投 句 先
戸谷輝夫 t-tota2★outlook.jp ★を@に変えてメール下さい

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