2022年 3月 松愛会 川柳句会

2022年 3月 松愛会「川柳インターネット句会」実施報告
実 施 日
 3月25日(金)〜29日(火)
句  会
新型コロナウィルス対策で、各自宅にてインターネットを介して、投句・互選・点盛り・評価・提案等を続け、
全投句50句の中からホームページ掲載句・入選句を決定しました。
なお以上の掲載句とは別に、今回は大江戸松愛誌5月号への掲載候補3句も、別途青野会長より推薦させて頂きました。

(2カ月に1回継続中)
枝豆がそこに有るからビール飲む   浜本
リモートで一家団欒猫までも     戸谷

下がる株上がる血圧不整脈      藤野

参加会員 青野 進(千葉市)、藤野勝利(台東区)、浜本音一郎(横浜市) 、吉永 勇(板橋区)、戸谷輝夫(取手市)以上5名

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「つぶやき」
小学生の頃、よく枕元に葱が一本置かれていた。我が家の習いなのか田舎の習いなのか定かではないが、母に聞くと
風邪を引かないそうだ。祖母に聞くと悪いアタマが良くなるそうだ。その効果の程は知らぬけど、それにしても
枕元のあの葱の匂いに閉口し、嫌いな葱が増々嫌いになっていったのは当然の成り行きだろう。
後年になって池波作品の「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵に「む。うめえな・・・」と唸らせた白ネギと味噌の
「根深汁」が何度となく登場する。また「剣客商売」の剣客・秋山小兵衛の息子の大二郎が童子の如く一心不乱に
「根深汁」を食べているさまが描かれている。葱嫌いの私もいつの間にか葱の虜になった次第である。

先日、テレビの何の番組かは忘れたが、葱が主役の料理の紹介を見たので、早速、真似てみた。泥つきの、長い
白ネギを買い求め、洗わずに泥がついたまま黒く焦げるまで焼き、その表皮をつるっと剥けば、湯気と共に甘い葱の
香りが匂い立つ。最初に焼き立てを素のまま口に入れてみた。
「む。うめえな・・・」思わず平蔵の気分である。甘い汁とともに滑らかな舌触りに暫し夢心地になった。
これもコロナ禍の自粛生活の気晴らしには最適な隠居老人の暇つぶしと言えよう。

お疑いあらば、一度、ネギを焼かれては如何かな。<浜本雀子 記>

「次回案内」
日  時 4月22日(金)〜26日(火)
句  会 インターネット句会をもうしばらく継続し、今後は都内のコロナの感染状況により、新橋会場での対面句会の
再開を検討します。

句  題 「忘れ物」 ・ 「一か八」 ・ 「時事句」 ・ 「自由句」各2句以内「艶句」 (艶句はHP掲載対象外)
各2句以内 計10句まで

投句締切 4月22日(金) 松愛会会員の投句歓迎(1句のみでも可)
投 句 先 戸谷輝夫  t-tota2★outlook.jp ★を@に変えてメール下さい

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