園芸クラブ令和2年度第5回勉強会

勉強会(9月16日)の内容

1.参加人員:松愛会の本部活動へ参加の1人を除き12名全員参加した
2.勉強内容は:
① 8月6日に、ポット上げした苗を5号鉢へ定植してから1か月余り、各自の育成状況を相互チェックし、今後の育成に役立てる事を勉強会の目標とし、それぞれの育成の苦労話をして頂いた。
対象の苗は、8月6日に柳川氏から提供されたポット上げされた3種類、15本と別に各自が育てている福助菊である。発言順に以下その趣旨を列挙する。各自の持参福助菊は下に写真で示す。

MNさん:今年は従来に比し、比較的順調に生育している。固形肥料は油粕(生)と乾燥肥料、液肥は1週間に1回施す。水は雨が降った時、液肥を与えた時以外に、200cc~300cc施す。時々は米のとぎ汁を水代わりに与える。日照は余り良くない。朝のうちに2~3時間。ポット使わない、直接鉢上げ品も同様な生育状態。暑い時は水を朝、散布した。B9は2回散布した。
(日照が厳しかった今年の夏、日照時間が短かった事が、結果的に幸いした模様。)

FJさん:ジフィーポットを使ったのは柳川氏から提供されたものだけ。他の50鉢以上は直接定植した。
今年は何故か根元が褐色になり枯れたものが目立つ。10%はだめにした。培養土の上面には、ヤシマットも水ゴケも置いていない。培養土が乾いてきた時に水を遣った。根元が枯れて来たのは水の遣り過ぎ?ではないかと思っている。

FMさん:柳川氏から提供されたものは先端が枯れかけて来たが、そのままにして置いたが、別に芽が伸び、段差が見られる。新しく伸びた芽が元気良い。培養土上面のマットは8月20日に除いた。日照は結構当たっているのに、培養土が乾いてこない。水は4日間置き位に与えている。何時もの年と事情が可なり異なる。30%位は枯れてしまった。

ATさん:柳川氏提供の苗は生育悪い。自分で育てたものの方が良い。B9遣り過ぎを懸念。水は毎日施す。この日照では100ccでは不足では?と思う。日照は朝からPM3時位まで。

SZさん:網状の台の上に置いて、鉢下の通気を良くした。8月に入って不調。30%位はだめにした。日照は朝からPM4時頃まで当たりっぱなし。余った苗をプランタンに植えたり、3本立てにした苗は元気よく育っている。鉢が小さいと暑さで根が傷むようだ、暑さ対策が必要と思う。

YKさん:例年通りの模様。

MTさん:12鉢育成している。ジフィーポットをポットがはまり込むような穴があるプレートに置いた。水が乾きにくく、根が良く伸びた。鉢に定植して後は寒冷紗を被せている。比較的順調に生育している。

IZさん:日照が強いので、今年は葦簀を掛けた。水が中々乾かず、水が遣れない。何時もと大違いの気象条件で、苦慮、半分は枯らしてしまった。残りの生育も良くない。

KWさん:日照が強く、寒冷紗はかけっぱなし。何時もと違い、鉢が軽くならない。鉢の下面を見ると何時も濡れている。福助菊が水を吸い上げて呉れない感じ。日照で培養土の水が蒸発するのでないことを実感。水はけが悪いわけではない。3日間位水は遣れない。液肥を3日置きに遣らねばならず、液肥を水代わりに与えた感じ。結果、53鉢定植して、残りは25鉢程、そんな中、柳川氏提供の苗は比較的順調のようだが、これ迄、伸びは必ずしも良くなく、葉も大きくならない。9月、液肥を頼りに生育に努めたい。

総括:何時も立派な花を咲かせる方も、今年の酷暑で思うように生育できていない。やや強引とも思える育成法で、上手に育成している方も居られる。今年の8月の暑さが番狂わせを起こしている感じはする。
事実は小説より奇なり、上手く育成している方の方法を吟味し、9月後半と10月、育成に健闘される事を願う。

② 支柱立てと輪台の取り付け:ほとんどの方は、十分に経験済みだが、確認の為、模型を使って、支柱立て、輪台通り付けを実習した。現物の福助菊は未だ輪台を付けるまでに成長して無く、世話役が花が開き始めた状態の模型を準備した。取付手順を下の写真で説明する。

③次回の勉強会:
11月18日(水) 9:30~11:30 老人福祉センター 第3会議室 菊展示会として開催する。
育成・開花した菊を各自2鉢以上持参する事。対象菊は福助菊・ドーム菊・ざる菊・他。
 以上

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