今回は ~ 菊川市! 深蒸し茶の里 河城と初冬の田園風景を訪ねて ~ と銘打って、東海道線の菊川駅を起点に、菊川市の北部に点在する神社仏閣、市指定の文化材、自然いっぱいの 7km余りのウォーキングです。
なお、静岡県内でも感染拡大している新型コロナウイルス感染防止のため、参加案内書に注意として ➀ マスクの着用! ➁ 手洗いの励行! ➂大声でお喋りを慎む!の3項目を厳守して下さい。の内容を追記し、地区定例会などで参加者を募りました。
■ コース順路・見どころ 〖 昼食場所・・・和田公園 〗
JR菊川駅 →新宮神社 →潮海寺仁王門 →水神橋 →潮海寺橋 →大井神社 →東海道線踏切 →和田公会堂→コンビニ店 →吉沢橋 →レンガのアーチ橋→小原製茶 →和田公園(昼食休憩)→グラウンド →八穂神社 →菊川東中学校前 →八王子橋 →JR菊川駅《ゴール / 解散》
菊川市は静岡県の西部に位置し、一級河川「菊川」の中流域に広がり、遠州と信州を結ぶ「塩の道」など、ふるくから南北交通の要所として栄えたまちです。明治22年には東海道本線菊川駅の開設により、駅前周辺や市南部を中心に市街地が広がり、また近年は東名菊川インターチェンジ周辺の区画整理事業により新たな商業区域が形成され、商業のまちとして発展を続けています。また、縄文・弥生時代からの遺跡をはじめ、国指定の重要文化財や史跡など数々の歴史・遺産に触れることができます。温暖な気候にも恵まれ、市の東部には明治初頭の大規模開拓による「日本一の大茶園」牧之原台地が広がり、「お茶のまち菊川」として広く知られています。名産のお茶をはじめとする農産物や田んぼアート、上倉沢棚田など自然と人のやさしさにあふれています。
◇ 今回は、西部東地区役員・下山達也さんが西部東地区在住者で定年後2年未満、松愛会未加入の若い女性2名に歩こう会を紹介したところ、今回の第166回に体験参加をしてみたいとの返事を頂きました。歩こう会の世話役として大歓迎でした。二人は自分たちで探して普段から色々なところを歩いて居られるのこと。頼もしいかぎりです。
◇ 初冬の晴天に恵まれた11月28日(土)の朝、JR菊川駅に16名が集合。相互の挨拶を交わしたのち、駅前広場へ移動。リーダーから初参加者の紹介の後、歩こう会に体験参加された大場八重子さ・川島光江さんから自己紹介、白石支部長から松愛会情報、支部の動きに関する話、リーダーのコース説明の後、集合写真を撮り身支度を整えて新宮神社へ向う。
◇ 駅前を通る県道沿いに東へ。交差点から西へ向かい、東海道線のガード下を通り抜け住宅街の突当りに新宮神社が鎮座していた。参拝を済ませて境内を散策後、潮海寺第二公民館前を通過すると潮海寺仁王門の石段が見えてきた。道路沿いにある、八王子社・地蔵尊前を通過すると潮海寺仁王門に到着。
◆ 潮海寺仁王門(市指定文化財)// 潮海寺の始まりは天平年間、行基によって彫られた薬師如来を安置し、宝亀11(780,)年になって寺堂が建てられたことによると伝えられています。市指定文化財に指定されている仁王門は、木造寄棟造りの八脚門です。
主に松が使われた簡素な構造で、以前は銭瓦葺でしたが、平成2年の保存修理工事の際に銅板萱に改修されています。
◇ 潮海寺仁王門前を東へ行くと菊川に架かる水神橋に到着。この水神橋の手前の丘の上に水神社がある。水神橋を渡り左岸沿いに上流へ行くと潮海寺橋があるが、橋を横目に進むと東海道線の線路沿いに出た。線路沿いに少し行った所に大井神社があった。
◆ 菊川の歴史 // 古代は大井川の流路のひとつとして大井川とつながっていたが、その後上流から運ばれた土砂の堆積と地盤の隆起により牧之原大地が形成され、これにより大井川が北に進路を変えたために大井川から分離してできた川であると考えられている。 流域は牧之原台地と小笠山に挟まれた低平地であり、また蛇行が激しいため過去にたびたび水害をもたらしてきた。しかし流域は幕府直轄領や大名・旗本の領地が交錯する権利関係の複雑な場所であったため、本格的な河川改修が行われるようになったのは明治維新以降のことである。
現在では一級河川の指定を受け、国の管理のもと河川改修事業が行われている。菊川水系全体としてみた場合でも一級水系としては小規模な河川の部類に入るため、都道府県が管理する二級河川への指定替えが議論されたこともあるが、国土交通省は「引き続き国の管理のもと河川改修を行う必要がある」としている。
◇ 大井神社に参拝を済ませ小休止の後、すぐ前を通る東海道線の踏切を渡って県道を東へ少し行った所にあるコンビニ店に到着。
◇ コンビニ店で買い物を済ませ、すぐ近くを流れる沢水加川に架かる吉沢橋の西詰へ。沢水加川に架かる東海道本線のアーチ僑染がレンガのアーチ橋である。
◆ レンガのアーチ橋 // 静岡茶業が隆盛を誇った明治中期頃、菊川駅周辺には倉庫やレンガ塀が多くあったと言われています。現在では数少ない貴重な当時の面影を、東海道本線の僑染に見ることができます。
◇ レンガのアーチ橋の見学を終え、昼食休憩場所の和田公園へ向う。先に立ち寄ったコンビニ店の東側から住宅街を通り抜け、南進すると突き当りに小原製茶があり、西へ少し行くと和田公園入口の案内板があった。現在、公園内ため池の補強工事を行なわれているため、公園の一部区域を立ち入り禁止にされています。
◆ 和田公園 / 自然の地形を有効に活用した高低差のある自然公園です。野鳥の姿も多く見られ、園内の丘の頂上に あるピクニック広場にはお子さんの喜ぶ遊具が備えられています。自然の地形を有効に活用した高低差のある自然公園で、丘の頂上には遊具のあるピクニック広場が広がり、家族連れでにぎわっています。
野鳥の姿も多く見られ、梅や桜も楽しむことができます。公園内には、ソフトボールやサッカーなどが楽しめる多目的広場とテニスコートが設置されています。夏にはコミュニティプールがオープンし、水の音とともに子どもたちのはしゃぐ声が広がります。
◇ 入口から公園内の遊歩道を小川に沿って奥へ行くと広場があり、思い思いにベンチや芝生に持参したシートを広げて昼食休憩のひと時を過した。
◇ ゆっくり休憩のひと時を過した後、広場で集合写真を撮り、遊歩道を公園の出口に公園内の樹木も少しずつ色づきはじめていた。
◇ 公園の出口から西に進むと、道は少しずつ上り坂になり登り切ったところでひと息入れると今度は下りになり、下り終えて住宅街を抜けると菊川の左岸沿いに菊川市立菊川東中学校が在った。校門前を通過し菊川に架かる八王子橋を渡り西詰の左岸の土手で休憩後、ゴールの菊川駅に向った。
やがて、ゴールの菊川駅の広場に到着。お互いに労って次回の浜松市ウォークの参加を約束して解散しました。
《 コース案内・写真撮影 // 菅沼利之 幸岡満寿夫 》
次回は 第167回 2021年3月27日 (土) 開催予定!
~ 浜松市!浜名湖散策と天浜線・浜名湖佐久米駅を訪ねて ~
天竜浜名湖鉄道 / 気賀駅 午前 10時30分 集合 !
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