今回は ~ 沼津市!狩野川リバーサイドから沼津港・蛇松緑道ウォーキング~ と銘打って9/28(土)JR沼津駅南口をスタート、沼津城本丸跡を整備された中央公園でひと息入れた後、狩野川に架かる、あゆみ橋を渡って、左岸沿いを行く。途中に架かる御成橋と永代橋の下をくぐり、「港大橋」まで、狩野川河川敷を南下します。
狩野川に架かる最後の橋「港大橋」を渡り、沼津袴深海水族館の手前を左折します。沼津港港八十三番地 ・沼津みなと新鮮館 ・沼津港飲食店街 ・沼津魚市場ino ・沼津港大型展望水門「ぴゅうお」に入館。地上30mからの駿河湾、千本松原、晴れた日は雄大な富士山を360度の大パノラマで見ることができます。対岸は昼食休憩場所の 港口公園 です。
港口公園には本居長世記念碑と勝田香月記念碑があります。昼食休憩後は、公園を別れて文学の道を途中にある、若山牧水記念館を横目に千本浜公園へ。小休止の後、乗運寺境内を見学、蛇松緑道を約1km散策しながら白銀町交差点へ。右折して外堀通りからイーラdeを通過すると沼津駅南口に到着する、約7.5kmのコースを歩きました。
◇ 今回は、静岡支部合同歩こう会として、東部地区の沼津市をコースに選び計画しました。当日の参加者は西部地区から16名、東部地区から2名、合せて18名でした。 駅前で相互の挨拶を交わせた後、モニュメントを横目に約400南下し、中央公園に到着。
■ コースの見どころ【昼食場所・・沼津港飲食店街・港口公園】
□ JR沼津駅:沼津駅は市街地中心部に位置し、JR東海の旅客駅とJR貨物の貨物駅が同居する駅です。かつては、旅客駅・貨物駅に加えて機関車の車両基地「沼津機関区」や「貨車操車車」が併設されていました。また、駅前には三島広小路へ向う路面電車の停留場「沼津駅前停留場」や、沼津港まで運行する貨物支線「沼津港線」もあり、鉄道の中心地でした。
□ 沼津港線:かつて沼津駅から沼津港まで東海道本線を分岐する貨物支線「沼津港線」が運行されていました。この「沼津港線」は静岡県内では一番古い鉄道なのです。東海道本線を造る資材を運搬する為に造られた路線なので、東海道本線よりも早く敷かれました。貨物船としては明治32年に開業し、昭和49年廃止されました。
□ 中央公園:沼津城本丸跡で、武田勝頼が築城した三設糟城廃城後、安永6年(1777)沼津藩主となった水野忠成により、三枚橋城の跡地に築城された沼津城は、別名観二場がと呼ばれていた。明治に入ると沼津兵学校として4年間使用されたが、明治5年(1872)には県で競売にかけられ解体した。
◇ この日は、リーダーの幸岡会員が法事で不参加。前任者の野神会員にリーダー代行をお願いしました。コース説明と注意事項、支部役員から支部情報の説明をお聞きした後、身支度を整え直ぐ前の「あゆみ橋」を渡って狩野川河川敷の遊歩道へ向いました。
◇ 狩野川河川敷:片道2.3kmの狩野川沿いの堤防兼遊歩道は、雰囲気が良く、地元の散歩コースとして親しまれています。場所によっては地面にフットライトが埋め込まれ、夜の散歩デートにも最適です。ここからは、狩野川に架かる御成橋がブルーにライトアップされておりハイライトスポットとなっています。また、途中には人道橋の「あゆみ橋」もあり、夜風の心地よいシーズンに、のんびり散歩したくなるコースです。
◇ あゆみ橋::2つの橋構造(張弦桁橋・斜帳橋)を複合した 1999年に完成した世界初の橋です。狩野川に架かる「あゆみ橋」が自転車と歩行者専用の人道橋で、夜にも住民が通行している生活に密着した橋のようです。夜には地元のデートコースにもなっており、狩野川河川敷を経由して、あゆみ橋から御成橋のブルーにライトアップした光景を楽しめます。雰囲気も良く静かな環境ですので、告白、プロポーズにもお薦めできます。
◇ 御成橋::狩野川に架けられた初めての橋で、かつては通行料をとっていたそうです。狩野川緑地と繁華街を繋ぐ交通量の多い重要で、かつ沼津市のシンボル的存在とも、なつています。
明治45年(1912年)に華僑された県東部初の鉄橋で、沼津御用邸に向う皇族が「御成り」になったことから「御成橋」と名づけられました。2012年に開通100周年を迎えました。
◇ 永代橋::上流の御成橋は、美しい形と、その歴史や小説にも登場することで何かと話題になる橋だが永代橋は、陰に隠れた言わば脇役で、不運な橋である。以前は戦前にかけられたコンクリート製の橋で橋巾が狭く、欄干も低く、所々コンクリートが剥がれ渡るのが怖い橋だつた。現在の橋は、平成2年に架け替えられ、美しい橋に生まれ変わりました。
昭和33年9月26日夜、襲来した狩野川台風の豪雨によりこの橋は地獄と化した。上流から流れてきた流木や家が、この橋に激突する大きな音が響き多くの人々が橋に引っかかって引き上げられた。上流の熊坂(伊豆市)にある自得院には「狩野川台風殉難者慰霊碑」がある。
◇ 港大橋::狩野川の河口に一番近い橋です。澄みきった快晴の日は、橋の歩道から素晴らしい富士山の眺望が楽しめます。
◇ 沼津港::水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が楽しめる飲食店街。魚介関係のお店が約70店舗ずらりと並び、多くの観光客で賑わっています。飲食店は刺身、丼物、定食など何でも揃っており、目移りしてしまうほど。沼津名産の干物などのお土産も豊富で、年間を通して多くの観光客で賑わっています。魚のせりをしている「沼津魚市場INO」、地元の特産品が並ぶマーケットモール「沼津みなと新鮮館」、子どもから大人まで幅広く楽しめます。
◇ 沼津港大型展望水門「びゅうお」:内港と外港を結ぶ、航路から進入する津波から港の背後の50ヘクタール、90人を守るために造られた水門です。津波をシャットアウトする扉体は、幅40m、高さ9.3m、重量は406トンと日本最大級と言われています。展望台からは360度のパノラマで見ることができます。(入場料・・大人 100円/子ども 50円)
◇ 港口公園:沼津港、大型展望水門「ぴゅうお」の隣にある静かな公園です。有名な沼津千本の海岸線の一番南側にあり、公園内にも松の木がたくさんあります。公園には、社会民主運動に貢献した勝田香月記念碑と童謡作曲の本居長世記念碑があります。
◇ 千本浜公園:東海道随一の景勝地である千本松原を有する沼津を代表する公園の一つです。
広い駐車場があるため、県外からも多くの方が訪れます。また、堤防上や松林の中を散歩・ジョギングする人にも最適です。数々の歌碑・文学碑があり、昔から多くの方に愛されてきた公園です。
◇ 乗運寺:増誉上人(ぞうよしょうにん)の開基で、千本山と号する。浄土宗京都知恩院の末寺で三枚橋城主松平康親、沼津城主水の忠友の菩提所でもあります。千本松原をこよなく愛した歌人・若山牧水の墓、寺内で「斯道会」という漢文の講座を開いていたという、池谷観海の碑なども見ることができます。
◇ 蛇松緑道:沼津駅と狩野川の河口にあった昔の沼津港の間に建設された国鉄沼津港線が昭和49年8月に廃線となったに伴い、その敷地(白銀町~狩野川河口の蛇松町までの約1.8km)を、緑道として整備したものです。「蛇松」のネーミングはその曲がりくねった道の姿に由来するのではなく、当時の港に鎮座していた、大蛇が寝たようにうねる老松からくるそうです。
緑道の周辺は由緒あるお寺が立ち並ぶ静かな住宅街で約20種、14,000本の植栽木も周辺環境に調和し、すばらしい景観を有しています。
コース案内:菅沼利之 写真撮影:野神良明 / 幸岡満寿夫
次回は令和元年10月26日 (土) 開催!
~ 蒲郡市! 三河湾の沖行く船を眺めながら秋の浜辺を散策 ~
東海道線・三河大塚駅 午前9時50分 集合です !
歩行距離は 約9kmの予定です。下見の結果で、若干のコース変更もあります。
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