今回は、元号が令和になって最初の歩こう会です。「旧東海道の宿場・藤枝市の名所・史跡めぐり」と銘打って、東海道線の西焼津駅をスタート、藤枝駅をゴールとする、約9.kmのウォーキングを楽しみました。
■ コース順路・見どころ【昼食場所・・蓮華寺池公園】
西焼津駅 →小屋敷公園 →史跡田中城下屋敷 →田中城跡 →藤枝成田山 →蓮華寺池公園 →飽波神社 →静岡鉄道・駿遠線軌道跡→ふれあい大橋 →藤枝駅 《 ゴール・解散 》
◇ 晴天に恵まれた5月25日(土) の朝、東部地区の会員2名、西部地区の会員12名、ご家族1名、友人1名、合せて16名がJR西焼津駅北口に集合。挨拶を交わした後、駅前から東へ200m余りの小屋敷公園へ移動。リーダーからコース説明、注意事項、支部役員から支部行事の日程説明などの後、集合写真を撮り終え、史跡田中城下屋敷へ向いました。
◇ 小屋敷公園から県道224号線を北へ約800m程行き、瀬戸川に架かる「豊田橋」を渡っていると右前方に501mの「高草山」が見えました。橋の上から瀬戸川の下流方向の景観は素晴らしく、山なみが映えていました。橋を渡ると橋詰から田中城下屋敷まで、約700mの距離でした。
◆ 史跡田中城下屋敷 田中城の南東隅にあり、一色氏やその子孫古沢氏の屋敷跡だとも伝えられています。しかし、江戸時代後期には城主の下屋敷(別荘)が置かれ、築山、泉 水、茶屋等を設けて四季の景色を楽しんだと云われています。平成8年度までに、下屋敷跡の庭園を復元するとともに、田中城にゆかりの「田中城本丸櫓」「茶室」「仲間部屋・厩(うまや)」「長楽寺村郷蔵」等を移築・復元しました。城に有った建物の実物が現在まで残されることは極めて珍しく、市指定文化財になっています。
◆ 下屋敷庭園跡 江戸時代後期の田中城絵図によると、下屋敷には築山や泉水、茶屋や稲荷社がありました。築山は四季を通じて景色よく、泉水には多くのカキツバタが映えていたと云われます。しかし、明治・対象・昭和と時代が移るにつれて下屋敷の姿も変わりました。南側にあった築山は平にされ、泉水も埋められて畑となりました。ららに、六間川の改修によって下屋敷跡は昔の半分程度の広さになりました。
◇ 田中城本丸跡 下屋敷跡の冠木門から400m程の所に藤枝市立西増津小学校があります。付近には、田中城三日月堀跡や三日月堀(馬曲輪)があります。西増津小学校は、田中照の本丸跡に建てられました。校門前には「田中城本丸跡」の標柱があり、中庭に本丸のモニュメントがあります。田中城跡を離れ、1.2km先の藤枝成田山へ向かいました。
◆ 藤枝成田山 千葉県成田市の「大本山成田山新勝寺」の直末寺院で、成田山不動明王のご分霊をおまつりする当山は、志太地域はもとより、県内外から多くの参詣者で賑わいます。一年を通じて、お車の交通安全祈願をはじめ、家内安全・商売繁昌・開運厄除・安産・合格などの請願成就をご祈念いたします。
<ご利益> 交通安全をはじめ、開運厄除、無病息災、社業繁栄、商売繁盛、学業成就・合格祈願、良縁成就、安産祈願など。
◇ 参拝、小休止の後、途中のコンビニ店に寄ってから、昼食場所の蓮華寺池公園に向いました。
◆ 蓮華寺池公園 藤枝市のほぼ中央にあり、春になると池の周囲約1.5キロの園路沿いの藤棚が見ごろになり、藤まつりも開催されます。夏には名前の由来でもある蓮の花が池に浮かび、訪れる人の目を楽しませてくれます。年間を通じて四季の花が楽しめるほか、池にはボート乗り場、公園内には子供広場・アスレチック広場・日本庭園・滝の広場・野外音楽堂などの施設があり、年齢を問わず楽しめます。
◇ 蓮華寺池公園で弁当を広げていると、地元の藤枝市にお住いの加藤 衛様ご夫妻が所要の合間に訪ねて下さいました。ゆっくり午前中の疲れを癒した後、飽波神社へ向いました。下見の時は、小高い丘の上にある岡出山公園に行きましたが、当日はカットしました。
◆ 飽波(あくなみ)神社 志太平野最古の社で、仁徳天皇6年(318年)の創建と伝えられる志太平野最古の社です。藤枝市内を流れる瀬戸川の水害から人々を守る神様としてうやまわれ、湧波(わくなみ)神社、川関(かわせぎ)神社とも呼ばれていました。3年に一度の10月の第1土、日曜日の藤枝大祭は特に盛大に行われます。「あくなみさん」と呼ばれ、初詣や初宮参り、七五三といったお参りで地域の人々に親しまれています。
◇ 飽波神社に参拝後、集合写真を撮り、直ぐ近くから藤枝駅前近くまでの約2km残っている静岡鉄道駿遠線の軌道跡を辿ってのウォークでした。
◆ 静岡鉄道駿遠線 昭和40年代前半まで静岡県中部、藤枝市の大手駅から新藤枝駅(東海道本線藤枝駅前)を経由し、駿河湾西岸、御前崎付近及び遠州灘北東岸を回って袋井市の袋井駅(東海道線袋井駅前)を結んでいた静岡鉄道の鉄道路線。軌館762mmの軽便鉄道で、線名は駿河国と遠江国を結ぶことから付いた。なお、大手~新藤枝間を大手線、駿河岡部~大手間を南部線として区別することもある。
◇ 真夏の様な強い陽射しの中、余力を残して、無事故で全員が元気よく完歩出来たことを労い、藤枝駅の改札口前で解散しました。なお、有志5名は駅前の居酒屋で反省会? 冷たくて、スッキリする飲み物で、喉を潤してから約1時間遅れの列車で熱海方面、豊橋方面に、それぞれ帰途に着きました。
《記事:幸岡満寿夫》 コース案内:菅沼利之 写真撮影:野神良明 / 幸岡満寿夫
次回は 令和 元年6月29日 (土) 開催!
~ 浜松市! 舞阪の潮風と旧東海道の歴史を訪ねて ~ 東海道線・弁天島駅 午前10時00分 集合です !
歩行距離は 約9kmの予定です。下見の結果で、若干のコース変更もあります
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