昨年はコロナ感染拡大のためやむなく中止としていた社会見学を、12月1日ASTI株式会社様のご厚意により掛川工場の見学として行った。
ASTI社はPanasonic社の有力共栄会社であり、当日訪問した掛川工場では約300名の方が基板実装、その基板の検査、アッセンブリーまでを行っていた。
Panasonic社への売り上げは20%でランドリー、キッチン、エコシステム関連の仕事をメインにされ、全体としては自動車関連の仕事が60%ほどとの事であった。
会議室での会社説明の後、全員防塵・静電対策の為着帽・静電防止ガウンを着て工程内に進んだ。
実装工程は約600機種を3交代、12ラインで生産されていた。設備はPanasart が活躍しており、検査は外観検査後、再検査を集中管理するなど検査機の活用による合理化が進んでいた。
ディプ工程では基板をパレットに乗せディプ槽に投入しており、高品質なモノづくりとなっていた。
アッセンブリー工程では多関節ロボットを活用しており、固定ネジの未装着が発生するとストップするなどエラーを流出させない仕組みとなっていた。
リール部品の在庫管理では従来の数量カウントから大幅に合理化され一括で数量確認できる仕組みとなっていた。
工程見学後の質疑応答では参加者皆が現役時代に戻ったような活発な意見、質問が出され「まだまだ俺もできるぞ」との雰囲気が出ていた。
最後、記念撮影後お土産をいただき帰途に就いた。
参加者より
・久しぶりに工場を見られた。
・人手がかからない様工夫してるな。
・今の工場はPCを活用し進んでいるな。
・センサー/QRコードの活用が素晴らしい。
等の感想をいただいた。 次回もこのように皆が関心を持っていただける社会見学としていきたい。
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