マンスリーメッセージ 11月

『知覚動考(ちかくどうこう)』⇒ともかくうごこう

滋賀支部支部長 増渕 貞夫

去る10月12日に、滋賀支部行事として「75歳節目セミナー」を実施しました。このセミナーは「75歳で大きく変わる健康保険」について、後期高齢者医療制度の重要な情報や、健康な体を維持する方法について、パナソニック保険株式会社様の主催で講演が行われました。また、10月16日には女性会員懇親会が楽しく有意義に開催され、これらの行事は今年度新役員や女性役員が中心となって催され、大きな成果を収めました。

セミナーの中で、特に印象に残ったのは「日頃から身体を動かしましょう」というテーマでした。簡単な散歩(ウォーキング)や筋トレが勧められ、その重要性について考えさせられました。私自身、忙しさを理由に散歩すら出来ないと言い訳をしていましたが、これが生活習慣病に悪影響を与えることを改めて認識しました。

ふと、2年前にある女性会員が骨折し、2カ月で治癒したことを思い出しました。その体験を今回の女性懇親会で紹介していただきました。彼女は80歳に近いにもかかわらず、毎朝犬と散歩し、その後は近くのお店で仕事をしながら、海外からの実習生に地元の料理を振る舞うという元気な生活を送っています。彼女の話を聞いて、私も感動し、行動を変えるきっかけになりました。

忙しい日常の中でたった一歩の散歩でも、その一歩が引き金となり、さらなる運動や活動への意欲が湧くことを実感しました。意識が変わる瞬間は、体調を崩したときや、久しぶりに外の空気を吸ったとき、あるいは誰かの健康に関する話を聞いたときなど、ふとしたことから来るものです。こうした小さなきっかけが、「少しでも体を動かそう」という意識を芽生えさせます。

知覚動考の概念に基づけば、一歩を踏み出すことの大切さが実感できます。一歩を踏み出すきっかけは人それぞれ異なりますが、その瞬間を大切にして行動に移すことで、徐々に習慣化されていきます。知覚動考を日常に取り入れることで、身体を動かしながら考える習慣が身に付き、より充実した生活が送れるでしょう。どんなきっかけでも、一歩踏み出すことが自分に必要な事と思いました。

現在、滋賀支部ではより見やすく、愛着のある「滋賀だより」・「ホームページ」を目指して、一歩踏み出しました。会員の皆様からの投稿・ご意見・ご提案をお待ちしておりますので、宜しくお願い致します。

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