今年の初マラソン
2023年3月6日 大津市在住の岩成さん
『花は霧島 たばこは国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島♪』私は年初のマラソンはいぶすき菜の花マラソンに参加することにしています。福岡のラン友さんに誘われて2014年に初めてのフルマラソンとして参加して以来、今回で8回目となります。(2015年は孫が生れる予定日に近く不参加)今年も1月7日に早春の鹿児島空港に降り立ちました。コロナ禍で2019年以来、実に4年ぶりの鹿児島訪問。今回の滞在中にこのおはら節をどこかで耳にしたが、どこだったか思い出せませんでした。大津を出発するときは真冬の寒さでしたが、空港のバス乗り場では強い日差しと暖かさで南国にきた実感とともに気分も高揚しました。高速バスに乗車し鹿児島市に向かい、市中心部で下車しまずホテルにチェックイン。しばし休憩の後、先に到着している福岡のラン友さんに連絡を入れ、翌日の作戦会議を兼ねた夕食の打ち合わせ。鹿児島中央駅で再会し、近くの居酒屋で地元の海の幸と鶏肉料理に舌鼓、本場の芋焼酎でエネルギーを注入し翌日に備えました。
マラソン当日は3時30分起床、5時05分発JRで鹿児島中央駅から指宿駅へ、駅前から臨時バスで6時30分に会場到着。その日指宿は朝の最低気温4℃、最高16℃快晴ほぼ無風で少し暑く感じました。私は通常ランニング時にはスマートフォンは携帯しませんが、今回初めてスマートフォンをウエストポーチに入れ、初めから時間は気にせず見映えする景色とエイドステーションを楽しみながらのランでした。いぶすき菜の花マラソンが菜の花と冠する所以は開催する時期に合わせて菜の花が咲くようにあちらこちらに植えられていて、中でもコース12km付近にある池田湖の湖面と菜の花、薩摩富士の開聞岳が揃って眺められる場所は、ランナーにとっては疲れが吹き飛ぶ素晴らしいスポットです。今回は絶好のマラソン日和で、新春らしいショットが撮れてとても感動しました。さらに楽しみなのがエイドステーションで、大会側が設置するエイド以外にも私設エイドが充実していてかつおの腹皮、茶節などの薩摩料理、豚汁、お汁粉もありこれを狙って参加するランナーも多数いるようです。
指宿と言えば温泉、特に砂蒸し風呂が有名ですね。コースの終盤にこの温泉街を走ります。毎回最後の力を振り絞り熱い応援に背中を押され、歩きたいところを我慢し、夕食にはジョッキビールで喉を潤し・・・と想像し懸命にゴールを目指します。(今年は5時間余でフィニッシュ)ただ温泉に入ったことは一度もありませんが、指宿駅前に温泉の足湯コーナーがあり、帰路列車の時間待ちで立ち寄ったことはあります。今回も短時間ラン友さんと足湯に浸かりながらマラソンを振り返り、身体全体温泉に浸かっていることを想像するだけで、長時間走った疲れが癒やされた気持ちになりました。
翌日我が家に戻り風呂に浸かっているとき、突然頭の中におはら節が流れてきて思い出しました。コース後半沿道で応援してくださるたくさんの老若男女のなかに揃いの和服で10人程の女性がおはら節に併せて踊っていました。スマホに収めなかったのが思い残されます。来年の楽しみとして取っておきます。
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