会員だより
『 野菜作りでのコロナ禍をすごす 』
◆はじめに
昨年からの新型コロナ感染症は2021年になってもその拡大の影響で外出が制限され、当然のことですが松愛会の行事での会員との飲食を伴う活動を制限させて頂いています。その中にあっても、町内の「農園同好会」活動は、青空の下で好きな野菜作りできる環境下にあり町内の松愛会のメンバーも多く参加しています。
玉川高校の北側にある農地を借りて、区画割りをして、町内のメンバー達を集めて、野菜作りをしています。総勢約30名のメンバーが同好会で、その中の1/3の10名の松愛会会員です。
自宅より1.2㎞のところにその農園があり、散歩しながら、農園に行き、栽培された野菜を持ち帰り、料理し食べる。「自分で作った野菜」は とにかく安全・安心な無農薬、有機栽培でありますので美味しいのです。偶には虫さんも紛れ込んでいるときもあります。この農園への歩きが、健康にも最適な距離で、朝、夕に2回往復すると運動量は確保できますので、ウォーキングは農園までの歩行で十分補えます。
私の目的は
1.心の安定 ・・・自然の中で過ごすことでゆったり落ち着く時間を過ごし、心の安定を保てること。
2. 生長の喜び・・・手を掛けた野菜が成長と共に変化して行くことで生長の成果を喜び、食べておいしいと感じる。
3. 野菜への興味の広がりと深まり・・・栽培活動で自然との共生し、野菜への関心を広めて深めてゆく楽しみを感じる。
1.春から夏への自然とのむきあい方
野菜は自然の影響を大いにうけ、水を与えることが大切です。私たちの農園につながる水路がなく、夏場の水やりに苦労します。歴代のメンバーが設置した水槽を有効活用して、ご近所の水道水を分けていただき、その水槽に水を貯め、夏場の給水に利用しています。
2.夏場の野菜作り
私たちの年齢になると、昼間の陽ざしは厳しいため、早朝の気温の上がらない時間に水やりのため、畑に向かいます。それでも、今年は農園帰りに熱中症で倒れ、病院に担ぎ込まれるという失態を起こしました。無理は大敵、夏の陽ざしを上手く利用しなければ、野菜作りは巧くできません。
3.野菜作りを好きになる方法
何でもそうですが、好きな野菜を作ることです。思い入れが違います。好きな野菜は、自分の思い入れが強くなり、当然ですが、毎日の目配りがことのほか強くなりますので、野菜の成長に従って、楽しみが倍加します。従って、私は、夏野菜の中でも「スイカ」を作りました。畝幅60㎝しかないので、隣の方の畝に侵入しないように、周囲をネットで囲い、その苗の周囲を広くできないので高さでの広さをカバーする方法を取りました。毎朝、スイカの雌しべと雄しべを確認し、結実させます。膨らんでくるとそれから約30日で収穫ですよ。
◆あとがき
桜ヶ丘農園同好会は、大凡30年の歴史がありますが、今回のような、感染症の疫害に遭遇したことがありませんでした。メンバーとの話の中でも、「農園があることで息抜きができた」と言っている方が多くいて、その場所がここにあり、趣味を活かして、感染症による心身のストレス解消になることで、不調になることなく過ごせること、その嬉しさも感じている今日この頃です。 しかしながら、もっと立派な畑で野菜作りをされている方もおられますが、私たち同好会のメンバーは趣味の領域でやっています。
皆さんもお家の庭に自分の好きな野菜を作って、食べましょう。
きっと美味しいよ。
令和2年12月 草津市 小野 勝利さん
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