地域の紹介
『草津宿場祭り・時代行列』
◆はじめに
草津宿は江戸と京都を結ぶ東海道52番目の宿場町で中山道(中仙道)との合流点に位置する宿場であり、江戸時代に街道を往来する大名や公家が休息する本陣が2軒、脇本陣が2軒、さらに旅人が泊まる旅籠が72軒と大きな宿場として栄えました。 史跡として草津本陣が有ります。現存する本陣では全国で最大規模の本陣です。記録として宿帳が残っていますが皇女和宮、篤姫などが有名です。このことにより時代行列では、全国的に珍しい『姫行列』を実施しています。本年は第51回開催となります |
◆第51回 草津宿場祭り・時代行列
本年は、4月28日の開催でした。
メイン会場と成る市役所前より草津商店街、草津川跡地公園(de愛広場)、草津駅東口デッキにて色々な行事が10時より15時過ぎまで盛大に実施されました。
市役所周辺では、特設ステージで光泉高校・老上中学校の吹奏楽部演奏を初め、各種団体のにぎやかなステージが繰り広げられました。
市役所前の道路では、世界料理オリンピック出場者の料理を提供するテントを始め、東海道・中山道の宿場町からご当地グルメや珍しい物産が勢ぞろいするテントが開設されてにぎわいました。
その他の見どころとして、草津川跡地公園(通称:de愛広場)では、町衆熱演舞台でのパフォーマンスを始め、第4回の草津・街道綱引大会や各種の展示会が開催がされました。
草津駅東口デッキでも町衆熱演舞台が開設されており、J・POPのステージを始め、フォークソンググループ、バンド演奏など5時間にわたり熱演が見られました。
宿場まつりの開催に合わせ草津本陣の見学や国指定重要文化財の本尊阿弥陀如来坐像を拝することが出来る常善寺が無料特別拝観されるなど、史跡・文化財をめぐる楽しさも見どころです。
常善寺の本尊阿弥陀如来坐像は両脇に侍像を配する荘厳なお姿で草津の知られざる魅力です。
一方、商店街では地産品の販売や休憩所が設けられ、お子様連れの参加者でにぎわいました。くさつ夢本陣では休憩所のほかに「草津ものづくり横丁」と銘うって工芸品の加工実演、体験、展示即売などを開催していました。
◆草津宿場まつり最大のイベントが草津時代行列です。
街道の要所として栄えていた草津宿場町のにぎわいを再現しようと、かつての宿場町の繁栄を想起させる時代絵巻が毎年再現されています。
草津宿場まつり最大のイベントが草津時代行列です。 |
時代行列の主役はNHKの大河ドラマになった天璋院篤姫、徳川家定や皇女和宮です。
昨年の第50回の記念大会では宝塚歌劇団のOGが参加されましたが、今年は一般参加者により演じられました。
新選組の行列 草津本陣の大福帳(宿帳)には、他に吉良上野介、浅野内匠頭、シーボルトなど時代を代表する面々の名が残されています。 |
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◆あとがき
私は昨年4月に南草津に転居して来ました。
1994年に開業した南草津駅は県内で最も乗降客数が多い駅であり、この周辺は急激に世帯数・人口が増え続けています。
今もプリムタウンの造成が着々と進んでいて、その動向が自宅のベランダより手に取るように見渡せます。 4年後に完成すれば、商用ゾーンを含め900世帯が暮らす大きな住宅地が生まれます。
また、草津市は59,135世帯、13万47百人で大津市に次ぎ2番目の人口で、人口密度では県内で1位(県内平均の6倍の密度)です。
まだまだ変貌して行く草津市にあって最大のイベントが草津宿場つりです。
是非多くの皆様にお越し願いたいと思います。
2019年 9月
投稿者 草津市在住 田邊 亮宣さん
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