白壁の街並みで有名な倉敷美観地区は、年間340万人を超える観光客が訪れる岡山県でも有数の観光地です。堀部さんはその美観地区で「倉敷ウェルカム観光ガイド協会(KWG)」に所属しボランティアの観光ガイドとして活躍されています。
KWGでは毎日2回(AMとPM各1回)行う「定期便」、街中で都度、案内を行う「ふれあいガイド」、主にバスツアーなどと連携する「予約ガイド」、季節限定の「早朝/夜間ガイド」など様々な方向から、倉敷を訪れる皆さんの観光をサポートする活動を行っています。
「早朝ガイド」とは夏の暑い日中を避け涼しい早朝6時30分から効率的な観光のため主に県外宿泊客を対象に行っているユニークな観光ガイドで、山陽新聞にも取り上げられたそうです。
また、中高校生の夏季課題研修としての「体験研修」の支援も行っているそうです。
現在、男性31名、女性15名、計46名の認定ガイドがおられますが、月曜日を除く毎日を、皆さんそれぞれが分担し、年間約48回位(原則:月4回)を担当し、訪れる観光客の案内をされています。
ボランティアを始めることになったきっかけは、退職して実家のある倉敷に帰ってきて、余りにも故郷・倉敷のことを知らないことに気づき、自分なりに少し勉強を始めたところ、KWGのボランティア観光ガイドの制度があることを知り、いっそ観光ガイドに挑戦してみようと考え、それから本格的に、倉敷の歴史、観光の知識などを学び、座学研修や先輩ガイドにていて行う実地研修などを経て最終認定試験にパス、協会に入会したのが始まりだそうです。
一回の案内は約1時間30分時間かかり、取材に訪問した日も残暑の厳しい日でしたが、東京、愛知、奈良などから来られたお客さんの案内に出発されました。<br>
<br>
始めてから今日まで約3年間、休まず続けておられますが、「ガイドをやることが苦労だとは感じたことはありません」<br>
それよりも、『倉敷はすばらしいところですね』、『知らなかった倉敷がよく理解できた』、『楽しい観光になった』などの「お客さんからの一言、お客さんの満足感を感じることが嬉しく、原動力になる」とおっしゃっていました。
暑い日も、寒い日も、美観地区のガイドを求めるお客さんがおられる限り、一期一会の出会いに達成感とやりがいを感じながら頑張っておられます。
ガイド役を担当する一方、最近では協会の理事としても、役所・地元観光関連団体等との協議、交渉などいろいろな困難をクリアーしながら、よりよい「ボランティア観光ガイド」を目指して活躍されています。
今後も、「ボランティアの観光ガイド」を通じ、倉敷美観地区を訪れる観光客のお役に立ち、喜んでもらい、倉敷や地元に貢献できる活動を継続して行かれるそうです。
倉敷美観地区の観光を計画される方は是非、堀部さんににコンタクトしてみてください。(連絡は090-5337-0897へ)
この記事へのコメントはありません。