古希オーディオSP製作PE16 (後藤 茂)
昭和40年代FM放送がステレオ化し、並行してSPのHiFiを目指す各メーカからスピーカーユニットが発売されてきました。ダイヤトーンP610やパイオニアPE16が一世を風靡し、現在でもネットで状態の良いものは高値で取引されています。P610やPE16は、NHK放送技術規格BTS6121に準拠した電気音響特性を有しており当時、自作マニュアでは多くの支持を得ていました。今回ネットで状態の良いPE16を入手できましたので製作しました。
ダイヤトーンP610スピーカーは90年&99年の2回製作してきました、このうち90年製作分が山里のジャングオーディオ部屋にあり今回視聴比較が出来るようになりました。f0は、P610が70Hzに対してPE16は80Hzですが、ユニット取付後試験的に聴いてみますとPE16のダブルバスレフ効果が勝りドスンという重低音を再生できていました。当初、高域の伸びはP610がやや良かったのですがエージングを重ねるうちに高域の伸びも出てきておりバランスのとれたモニタSPになりそうです。
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