山本さんの歴史探訪2泊3日旅(兵庫・香川)
ホームページ担当の鷲見です。
山本さんの歴史探訪、今回は新しい歴史探訪旅日記をいただきました。3日旅の第一日目を掲載します。
■歴史探訪旅(兵庫・香川) 2023 4/26~4/28 2泊3日
往路 自宅→阪神高速水走 阪神高速3号神戸線~明石西IC 経由(高速 距離78km1時間20分 1800円) 全距離110km 2時間10分 加古川バイパス・姫路バイパスは無料
★ 山本さんの歴史探訪2泊3日旅 第一日目
- 1.生石神社(石の宝殿)
おうしこじんじゃ - 兵庫県高砂市阿弥陀町生石171 100円
■神社の裏手に横約6.5m、高さ約5.6m、奥行約7.5m、重さ約500tの巨大な石造物がある。「石の宝殿」と呼ばれご神体としてお祀りしている。水面に浮かんでいるように見え「浮石(うきいし)」ともいわれる。多くの謎に包まれこの石と、宮城県鹽竈神社の塩竈、宮崎県霧島東神社飛地境内の天逆鉾を総称して日本三奇と呼ぶ。
- 2.随願寺-池田輝政の五輪塔
重文
- 兵庫県姫路市白国3-12-5
■姫路市街北方に位置する増位山西南の山間にある天台宗の寺院。中世末期には多くの衆徒を抱え、多数の坊舎が立ち並ぶ大寺院であったが、天正元年(1573年)に三木の別所長治に攻められ全山焼失。池田輝政の五輪塔、榊原忠次や榊原政邦夫妻の墓所もある。
- 3.置塩城(おじおじょう)
比高250m
国史跡
- 兵庫県姫路市夢前町宮置981(櫃蔵神社) 登山道がよく整備されている。城跡入口までは30分ほどでそこからが広い山一つを城郭にした様な感じの土の要塞。登山口 → 山頂中心部まで徒歩約40分。
■播磨・備前・美作3ヶ国の守護職、赤松氏の本城。播磨最大の規模で置塩山頂の本丸を中心に全山60ヶ所以上の曲輪があり要所には石垣が構築。 中世山城で超一級の価値あり驚くほどの規模と完成度の高い堅城。嘉吉の乱(1441)後に赤松宗家を再興した赤松政則が播磨守護就任で1469築城。以後、義村、晴政、義祐、則房5代100年以上にわたる後期赤松氏の本城。1580播磨を平定した羽柴秀吉は翌年、播磨国内の置塩城他の破却を命じた。1581則房が阿波へ移封されるまでの間に置塩城は廃城。城跡の遺構は城山山頂部に位置する1郭(伝本丸)とその西の尾根上に配置される2~4郭の主郭曲輪群(伝二の丸・三の丸)からなり西約600m、南北約400mにわたる。麓から望むと険峻であるが山頂部は広く大規模な曲輪を構築することに適している。本丸からの眺めは最高で瀬戸内海の家島や手前の姫路城も見える。麓の登山口に案内板(縄張り図)と石碑がある。
- 4.林田陣屋跡
比高数m
- 兵庫県姫路市林田町林田
■室町時代の後期、谷沢国氏が築城。1516赤松政村に背いて落城。藩祖建部政長は1610八歳で亡父の跡を継ぎ大阪の陣では徳川方に属し摂津国尼崎城を固守。その功により政長は大名となり1617播磨国林田に1万石で入封、窪山城の跡を聖岡と改め陣屋を構えた。以来藩主の交代なく明治まで10代250年余り治めた。建部家は外様大名なるも姫路藩・岡山藩との縁故もあり郡北に雄視していた。姫路の北西にある小さな城下町で林田の街の西側にある小さな独立丘に陣屋あり。林田中学校が陣屋跡への目印。 中学校の脇に藩校「敬業館」の建物が現存。陣屋跡には一面梅の樹が植えられ「聖ヵ丘梅林」に。陣屋跡の南側の斜面に石垣が残存。
- 5.永富家住宅
ながとみけじゅうたく
国重文
- 兵庫県たつの市揖保川町新在家337 入館300円
■永富家は鎌倉時代から続いた旧家で名字帯刀を許された豪農。17世紀には大富豪で庄屋を兼務。1672脇坂氏が龍野藩主となってから藩の財政を助けたり年貢を大阪へ積み出すことを請け負うなど度々功績があった家柄。そのため藩から在郷家臣という武士並の特別待遇を受け代々殿様が領内見回りの折りの立寄所で建物には身分の高い武家屋敷のように上段間や玄関あり。現在の住宅は江戸時代の建築でその構えは地方豪農の生活がわかる重要な建造物。長屋門から見た主屋と玄関の美しさ、土間の天井の面白さ、すっきりとした座敷構えなどは日本建築の美しさを表している。
- 6.大避神社 オオサケ
国無形民俗文化財 - 兵庫県赤穂市坂越1299
■坂越湾を見下ろす山腹に鎮座。祭神は秦河勝・天照皇大神・春日大社。聖徳太子没後に蘇我馬子・入鹿が実権を握り秦河勝は戦を避けて当地に隠棲。1182すでに有力な神社であった。絵馬堂には40もの絵馬が掲げられ280年前の貴重な船絵馬も現存。秋の祭礼、「坂越の船祭り」は大阪の天神祭、広島・宮島の管絃祭と合わせ、瀬戸内三大船祭りの1祭。航海安全を司る大避神社で祭典後、浜辺までの参道を神輿や獅子舞が練歩き国天然記念物の生島お旅所までの船渡御を開始。十数隻の船が旗や幟を立て生島へと巡航。日没後、提灯に灯を点し各船が還幸する風景は幻想的な美しさ。
- 7.坂越港
- 兵庫県赤穂市坂越
■前面を天然記念物に指定の生島に守られた自然の良港で江戸時代には赤穂塩を荷役した廻船が潮待ち・風待ちに使用、千種川上流の幕府領の年貢積出し港だった。2015年度の発着数は47隻(2,523総トン)。
- 泊 4/26(水)
赤穂ロイヤルホテル - 兵庫県赤穂市加里屋中洲3250
0791-42-1001
■和室12畳一間で4階禁煙室バストイレ付き ◇禁煙室◇【素泊り】お布団はセルフサービス敷きプラン税込:5500円◆駐車場は無料利用OK!
口コミ:部屋が広く快適。接客丁寧、大浴場と広い駐車場がいい。赤穂城の堀に面している。
次回は「山本さんの歴史探訪2泊3日旅 第二日目」を掲載します。
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