■ホームページ担当の鷲見です、お待たせしました。
この記事は4月に掲載した「山本さんが選んだ実戦城郭ベスト11位~20位」に続き、21位から30位を掲載します。
★ 山本さんが選んだ実戦城郭ベスト21位~30位 ★
- 21.首里城
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沖縄県那覇市 城主:尚巴志
国史跡、日本100名城
■かつて琉球王国(1429~1879)と呼ばれる国(琉球王朝)の王城で県内最大規模の城。政治と文化の中心で那覇港を見下ろす丘陵地にあり。琉球石灰岩の切石を積み上げカーブさせた城壁が最も印象的。国王の陵墓である玉陵(たまうどうん)も必見。2019年10月5度目の焼失は残念!
- 22.備中松山城
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岡山県高梁市 城主:三村元親
国史跡、日本100名城
■標高430m、現存する天守閣がある山城として最も高く天空の城。東西南北の主要街道が交差する要地で激しい争奪戦が絶えず。登城坂の周囲は高さ10m以上の巨大で切り立った岩壁がそびえ難攻不落の面影をうかがい知ることができる。日本三大山城の一つ。
- 23.滝山城
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東京都八王子市 城主:北条氏照
国史跡、続日本100名城、山城100名城
■全国でも有数の中世城郭跡。丘陵上に築いた丘山城で自然の地形と堀・土塁などで構築。最大の見所は本丸と中の丸の間の堀切。小田原攻撃に向かう武田信玄2万に攻められ落城寸前にまで追い込まれたため八王子城を築城し移転したようだ。規模壮大で城郭ファンにはたまらない。
- 24.岩村城
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岐阜県恵那市 城主:遠山景朝
日本100名城、山城100名城
■日本三大山城の1つ。織田氏と武田氏との境界上の城でたびたび戦火に巻き込まれた。信忠を総大将で5ヶ月にわたる戦闘の後落城。信長の叔母で「女城主おつやの方」の悲哀物語が残る。 城下の岩村商店街は時が止まった昔の面影をよく残している。
- 25.小田原城
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神奈川県小田原市 城主:北条氏直
国史跡、日本100名城、山城100名城
■中世の日本最大規模の城郭で小田原北条氏の本拠地(関八州240万石で総軍勢約8万)。周囲9kmの総構を巡らし関東地方に覇を唱えた。1561年に上杉謙信、1569年に武田信玄に攻められるも耐えた。が1590年豊臣秀吉約21万の軍勢による征伐で落城。過去の戦績が先を読む方向を狂わせた結果だった。
- 26.岩櫃城
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群馬県東吾妻町 城主:真田幸孝
国史跡、続日本100名城、山城100名城
■岩櫃山の厳しい岩肌に守られた天然の要塞。1563上杉謙信に従う斉藤氏を武田信玄に従う真田幸隆が攻め落城させた。織田信長による甲州征伐の際、真田昌幸は武田勝頼に新府城からこの城に逃るよう勧めたが外様の真田氏より小山田信茂の岩殿城を選んだため武田氏は滅亡。本丸直下の堀切は見事。
- 27.名護屋城
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佐賀県唐津市 城主:豊臣秀吉
国特別史跡、日本100名城
■文禄の役(朝鮮半島国家との戦争)の前線基地。天下統一を成した秀吉が標高約90mの丘陵を中心に築いた陣城。五重天守や御殿が建てられ周囲約3km内に120ヵ所の陣屋がおかれた。城の周囲には城下町が築かれ最盛期には人口10万人を超えるほど繁栄。本丸からは見晴らし抜群で夢の跡を楽しめる。
- 28.金山城
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群馬県太田市 城主:岩松家純
国史跡、日本100名城
■標高239mの金山山頂に築城。中世の関東地方には珍しく石を多用した総石垣の山城で石垣と石張りに圧倒される。籠城に役立つ日ノ池、月ノ池も立派で珍しい。上杉謙信、武田勝頼の猛攻を10数回も撥ね退けた堅城。関東平野の眺望がよい。麓のガイダンス施設も見学おすすめ。
- 29.七尾城
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石川県七尾市 城主:畠山義続
国史跡、日本100名城、山城100名城
■標高約300mの山上に戦国時代前期(1504~1528)に能登守護畠山氏が築城。城攻めの名手・上杉謙信が攻め落とすまで約1年も苦戦するほどの難攻不落城。麓から山頂までを有する全国屈指の大きさで五大山城の一つ。山頂の本丸からは七尾湾の絶景が広がる。
- 30.津和野城
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島根県津和野町 城主:吉見正頼
国史跡、日本100名城
■比高約200mの典型的な山城。大内軍は2万で12回に及ぶ攻撃、籠城側は1200で防衛し耐えた。現在も山上に壮大な高石垣が残る。秋から冬にかけて雲海(朝霧)上に浮かぶ天空の城となる。本丸からの眺めは正面に秀峰青野山、眼下に津和野の町並みが広がり絶景。
(注)城の日付け付き写真はホームページ担当鷲見の所有する画像です。
ご閲読ありがとうございました。
次回「山本さんが選んだ実戦城郭ベスト31位から40位」は6月末頃に掲載させていただきます。
前回掲載の11位~20位の記事はこちら↓からご覧下さい。
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