- 世界遺産登録『紀伊山地の霊場と参詣道』・紀伊山地の熊野三山、高野山、吉野・大峯は、は極めて良好に遺存しています。
- 紀伊山系 和歌山・奈良・三重に位置し、多くは奈和支部の地域にあります。
また、日本一の大鳥居は、熊野本宮大社旧社地 大斎原(おおゆのはら)、第二位は奈良県桜井市・大神神社です。
- 現在、紀伊山地の霊場と参詣道を訪ねて、大峯は未だ、熊野地方は途中段階です。 (和歌山・石山)
紀伊山地の霊場と参詣道(世界遺産登録)
https://www.sekaiisan-wakayama.jp/know/outline/
【吉野】
- 大峯信仰登山の根拠地で、修験道の霊場とされてきました。
- 霊場「吉野・大峯」と「熊野三山」を結ぶ修行の道は「大峯奥駈道」と呼ばれ修行が行われています。
- 個人的には『吉野山』何度も訪れています。金峯山寺蔵王堂蔵王権現像(重文)3体(本尊は高さ7m)は圧巻です。
(日本最大秘仏本尊特別ご開帳期間のみお目にかかれます。写真撮影不可) - 高野山を開創した弘法大師は吉野から高野山、歩いたと言われています。
- 𠮷水神社は歴史の随所に登場します。源頼朝から追討を受ける義経公が、静御前を伴って潜居しています。
後醍醐天皇は南朝を築きました。後に豊臣秀吉公が吉野で盛大な花見を開催した時の本陣です。
http://www.yoshinoyama-sakura.jp/sekai_isan.php
【九度山町・かつらぎ】
- 高野山の開祖である空海(弘法大師)の母が暮らしていたという慈尊院があります。
- 空海は月に9度母に会いに来ていたことから九度山の地名が付いたと伝わっています。
- 高野山への昔からの登り口になります。空海が高野山・金剛峯寺を建立するにあたり丹生都比売神社が神領を寄進したと伝えられています。
【高野山】
- 高野山は、平安時代のはじめ弘法大師によって、開かれた日本仏教の聖地です。
- 総本山『金剛峯寺』は、金剛峯寺だけではなく高野山全体を指します。
- 戦国時代の武将、現世時代は敵味方で別れて戦い、お墓で近くに眠っているのは感慨深いものがあります。
- 標高900mに位置する世界でも大きい宗教都市です。交通アクセスは、南海高野線/高野山ケーブルか、車・バスになります。
- 大阪から電車/車/バス利用で約2~2.5時間です。徒歩では昔ながらの町石道(全長約22kmの参詣道)を九度山から行く方法もあります。
【中辺路、那智、本宮、新宮】
- 古来より上皇の熊野御幸、多くの貴族、参詣者、が歩いたとされる熊野参詣道・中辺路。
- その難行苦行の道のりを終えて最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。
- 最初に熊野本宮大社を望む「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野本宮大社を伏して拝んだ、との由来からと伝えられています。
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