2021.01.14 奈良の民話/伝説, 本部掲載 【奈良の民話/伝説④】帯解の龍 「帯解の龍」 帯解エリアの古い町並みの一角に、「龍象寺(りゅうぞうじ)」という小さなお寺があります。このお寺は、聖武天皇の勅願所として730年に行基菩薩が創建され、自ら彫刻の地蔵菩薩を安置しご本尊としたそうです。歴代皇族勅願所として、また一般民衆の安産、子授けの「帯解子安地蔵尊」と尊崇されてきたとのこと。近くにある「広大寺池」のそばにあった大きなお寺「広大寺」(現在はありません)の奥之院として設置されたとも言われており、「龍象」という名前は「広大寺」に生息したとされる「巨大な龍」に由来するとのことです。 なお「広大寺池」は、聖徳太子が大和郡山の稗田に来られたとき、稗しかとれない荒れた土地で稲作ができるように稗田村の人々に作らせた溜池だそうです。 「帯解の龍」のあらすじは、写真の下にある紙芝居パネルに紹介されています。 「龍象寺」の山門(安産・子授けの最古の霊刹だそうです) 「龍象寺」の山門横 本堂の天井には「帯解龍王(九龍)」が全面に描かれているとのこと 「龍象寺」の境内 「広大寺池」(龍象寺の西側にある周囲約3kmの大きな溜池) 「樋門(ひもん)」(溜池の水をためたり、流したりするための門。今は使用されていない) 「広大寺池」から大和郡山の稗田の田んぼまで水を引いている 《参考》紙芝居「帯解の龍」(資料提供「奈良のむかし話を伝承する会」) (2021.1.14 小西 宏明) 奈良の民話/伝説, 本部掲載 コメント: 0 【お知らせ】わかくさ第二ゴルフ同好会、新規会員募集中前の記事 【お知らせ】2021年1月27日(水) 第402回わか…次の記事
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