奈良の民話や伝説をご紹介する新しいコーナーです。不定期の掲載となりますが、どうぞお楽しみに!
「良弁杉」
良弁杉は、東大寺二月堂の前に立っています。大木であった先代が昭和36年の台風で倒れ、現在は3代目らしいです。
良弁僧正は、聖武天皇に認められ、東大寺創建事業に橘諸兄や行基と尽力し、東大寺の初代別当(最高責任者)に就任された高僧です。出身がはっきりしないため日本各地に同じような伝説が残されており、文楽や歌舞伎の演目として上演されています。奈良でもミュージカル劇として公演が行われているようです。
あらすじは、写真の下にある紙芝居パネルに紹介されています。
- 「二月堂」と「良弁杉」
- 「興成(おきなり)神社」良弁杉のすぐ横にある二月堂鎮守神の一つ
- 「閼伽井屋(あかいや)」修二会の際、屋内の井戸から御香水を組む儀式を行う
- 石碑(良弁杉植樹の由来)
- 奉納されている額絵(良弁僧正親子対面の図)
《参考》紙芝居「良弁杉」(資料提供「奈良のむかし話を伝承する会」)

(2020.12.14 小西 宏明)
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