山崎義輝さん

「吐山(はやま)の太鼓踊り」を伝承
   山崎義輝さん(奈良市都祁吐山町)2016.12

山崎さんは、大和高原の都祁吐山(つげはやま)町で「吐山太鼓踊り」保存会の副会長、心棒打ち(指揮者)として奈良県無形民俗文化財の伝承に取り組んでいます。
吐山の太鼓踊りは雨乞いの最も重要な願掛けとして、その起源は元禄6年(1693)まで遡ります。近年、治水が良くなり一時雨乞いが無くなりましたが、昭和59年に保存会を結成し伝統行事の復活に取り組みました。
地元の吐山小学校には太鼓踊りクラブがあり、山崎さん達の指導により将来の担い手が育っています。また2年がかりで踊りの映像と歌の五線譜を制作しました。本年も奈良駅前で実演され、多くの観光客の目が釘づけにされていました。

レポーター 渡里 滋 (2016/12/1)

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