北海道十勝平野の北部を縦断していた旧国鉄士幌線。1987年に廃線となりましたが、多数のコンクリートアーチ橋が現在も残っています。
中でも有名なのが「タウシュベツ橋梁 130m / 1937年完成」で、直径10mのアーチ×11連の代表的な大型コンクリートアーチ橋です。 2008年頃、JRフルムーンパスのポスターに採用されたことで知られています。
毎年秋~冬にはダム湖に完全に水没するので「幻の橋」とも呼ばれ、真冬には凍結するために劣化が極めて早く、まだ完成後85年しか経っていないのに数千年も前の古代ローマ遺産のような風貌です。 毎年少しずつ崩落しているので、橋全体が繋がっている姿を見られるのは今年だけかもしれません。
先日、現地のガイドツアーに参加して、橋の周りを1時間ほど歩き回ってきましたので、その様子をご紹介します。(ヘッダー画像は、糠平ダム側からダム湖越しの遠景)
なお、現地ツアーの詳細は「タウシュベツ ツアー」で検索して「旧国鉄士幌線 アーチ橋見学ツアー 2022」を開いてください。 近年は大手旅行会社の関西発ツアーもあるようです。
- 北側から 糠平ダム方向
- 南側から 背後に ニペソツ山(2013m)
- 第三音更川橋梁 71m / 1936年
- 第五音更川橋梁 109m / 1937年
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