【奈良の民話/伝説⑬】てんぐのけんか

「てんぐのけんか

山添村には、幅25m・長さ650mにわたり、岩々が創り出した壮大でとても珍しい景色の「鍋倉渓」があります。この景色の誕生には、次のような昔話があります。

山添村の男の子・タソジをめぐって、山添村・神野山の赤てんぐと伊賀・青葉山の青てんぐがけんかをします。赤てんぐの挑発にのった青てんぐが岩や草を投げ続け、とうとう青葉山ははげ山になってしまします。一方、神野山には草木が生い茂り、ごろごろした岩々が流れるようなとても珍しい景色の「鍋倉渓」ができたということです。

《参考》紙芝居「てんぐのけんか」(資料提供「奈良のむかし話を伝承する会」)

鍋倉渓の実際の写真は次の通りです。(2021年5月撮影)

 

(2022.8.21 小西 宏明)

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