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夢中人・歴史研究

みえだより2021年1月1日号に掲載
歴史に学ぶ!教訓教養教育

夢中人:浅尾さん(津・北勢)
お寺の庵主さんから、歳を取ったら、きょうようがあってきょういく今日用があって今日行く)が大事という説法を聞いてから、出会いを大事にしています。
それで、5年前、初めて山歩き会に参加した時、郷土史家の関さん(伊勢歩こう会)に出会い、歴史に関する好奇心が目覚めました。

若い時から歴史好きですが、一から歴史を学び直すことを志して、歴史本、郷土資料館、講演会、遺跡、過去帳・・等から探究しました。
歴史には諸説あり考察して主観を盛り込んで年代別に記述し、1年掛かりで “歴史に学ぶ未来の生き方” を編纂しました。偉そうなタイトルですが、歴史図鑑の様なもので、文才はありません。

その後も先祖を探究した “※山田氏の系譜と勢州武士” や “日本人の起源と天皇の系譜” など、7冊を書きました。(※山田氏=浅尾さんの父方)
人に説明が出来て初めて自分の教養になると思い、若者にも読んで貰いました。

歴史には、多くの成功失敗事例が詰まっており、人生の教訓になる要素が沢山あります。
先人への感謝報恩や郷土愛、誇りが芽生え、未来を良くしたい気概が生まれます。
しかし、日本は歴史教育を疎かにしたので、日本がアメリカと戦争したことすら知らない若者が増えています。
日本は昭和の遺産を食い潰して長期凋落傾向が続き、更に少子高齢化(国難)と気候危機という歴史の大転換期に直面していますが、若者には覇気が不足。

僭越ながら日本の絶頂期を知る私達熟年世代は、もう一頑張りして熱意をもって若者を教育しエールを送ると共に、若者に負の遺産を残さない為に声を上げ、未来に責任を持つ政治に変える行動を起こさねばと思います。

歴史は未来の生き方として何が正しいのかを学ばせてくれます。
米百俵の精神で、今は苦しくとも10年、20年後には再び最先端科学技術立国として復活する為の教育と研究への投資が何よりも大事なことを歴史が教えてくれます。

 

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