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支部長メッセージ 2024年7月度 健康長寿のために!まずは『 脳が老いない3つの方法 』!

健康長寿のために!まずは『 脳が老いない3つの方法 』!
日頃は三重支部の活動にご理解とご支援をいただき、厚くお礼申し上げます。
梅雨に入りむしむしとした日が続いており、また、気温も7月に入り連日の30度超えの予報となっています、こまめな水分補給とエアコンの活用等、快適な室内環境確保で、熱中症対策の徹底で、元気でこの夏を乗り切りってください。

 さて、松愛会の2024年度の基本方針の会員相互の友愛を基軸に『健康長寿』を目指して『つなげよう 仲間とともに あふれる笑顔』をスローガンとして活動を推進しております。 健康長寿といっても「元気で動ける身体」を維持するだけでなく、脳を適切にメンテナンスし「長く使える脳」をつくることが必要ではと思います。
 そこで『脳が老いない、世界一シンプルな方法』久賀谷亮 医学博士(日米医師免許)著を読んでみました。

会員の皆さんの健康長寿を目指した、日常の生活に参考になればと思い、ポイントをまとめてみました。

★世界が 『エージング研究』に 熱狂している
1.グーグルは老化研究のベンチャー≪キャリコ」を立ち上げ

2.フェイスブックのザッカーバーグ夫妻も寿命を延ばすことも目的とした研究に年間400万ドル:約6億円の資金を用意した
3.オラクル共同設立者のラリー・エリソンなども長寿研究ベンチャーに巨額投資

★『脳の老化』を 決める長寿遺伝子 「テロメア」の発見
老化のカギとなる重大なメカニズムを解明→2009年米国生物学者(エリザベス・ブラックバーン他)ノーベル生物学・医学賞受賞

1.「テロメア」→染色体が解けないように、その末端を留めている。この「テロメア」の長さが老化のバロメータとなっていることが分かっている
新生児:100とすると、35歳:75、65歳:48に短縮が進んでいる
 *脳を若く保つためには、この遺伝子構造を長いままに維持することが必要→アルツハイマー病患者の脳を調べるとテロメア短縮が著しく進んでいる
2.テロメアの長さを決めるのが、テロメラーゼという酵素です
3.適切な運動や健康的な食事、十分な睡眠など、巷で言われている数々の「アンチエージング」が有効なのは、これらがテロメラーゼ分泌やテロメア伸長を促すのは無縁ではありません

★まずはこれだけ!脳が老いない3つの方法
1.毎日できることーマインドフルネス呼吸法
  脳の疲労を取り除く、すべての瞑想の基本形

  • 基本姿勢をとる
    ・椅子に座る(背骨を軽く伸ばし、背もたれから離して)

    ・お腹はゆったり、手は太ももの上、脚は組まない
    ・目は閉じる(開ける場合は、2メートルくらい先をぼんやり見る感じで)
  • 身体の感覚に意識を向ける
    ・接触の感覚(足の裏と床、お尻と椅子、手地太ももなど)

    ・身体が地球に引っ張られる重力の感覚)
  • 呼吸に注意を向ける
    ・呼吸に関する感覚を意識する

    (鼻を通る空気、空気の出入りによる胸の上下/呼吸の切れ目/それぞれの呼吸の深さ/吸う息と吐く息の音頭の違いなど)
    ・深呼吸や呼吸コントロールは不要(鼻呼吸がおすすめ、呼吸が向こうからやってくるのを待つ)
    ・呼吸に「1」「2」・・・「10」とラベリングするのも効果的
  • 雑念が浮かんだら・・・
    ・雑念が浮かんだ事実に気づき、注意を呼吸にもどす(呼吸は「意識の錨」)

    ・雑念は生じて当然なので、自分をせめない

※効果(ここに効く!) 
 a.ストレスの低減  b.雑念の抑制・集中力 c.記憶力の向上 d.感情のコントロール e.免疫機能の改善 
※ワンポイント: 
 a.毎日10分程度、習慣として継続する

2.運動中にできることーマインドフルネス・インターバル
  運動は 「脳の萎縮」 にも効果あり

  • 2種類の運動を使い分ける
    ・中程度(=最大心泊数の60%程度)の有酸素運動を40分くらい継続する ウォーキングを40分程度x週3回がベスト

    ・インターバル・トレーニング 例えば、3分間速めのスピードで走る(または歩く)を4セット行う
    ・腹囲とヒップの比率は重要(=お腹まわりが太っているほど、テロメア短縮のリスクが高まる)
  • マインドフル・インターバル
    ・ランニング/ウォーキングの途中で速度を落とし(あるいは立ち止まり)血液が手足の末端へ移動する感じや、呼吸が鎮まっていくときの変化にも注意する

    ・自分を追い込むのではなく、自からケアする。過去の自分のパフォーマンスと比較しない。その日の自分の体調に合わせる
  • ムーブメント瞑想
    ・ラジオ体操、ヨガ、気功、太極拳など、スローなエクササイズを取り入れる

    ・エクササイズの目標があっても、「残りがあとどのくらいか」などを先取りしない
    ・歩行に伴う身体の感覚(両脚の絶妙なコーディネーション、両足が地面をける感じ、筋肉・関節の動き、体重移動の感覚など)に注意を払う

※効果(ここに効く!) 
 a.記憶機能アップ(脳の容積増) b.脳内老廃物の除去 c.細胞老化を防ぐ抗酸化物質を増やす  d.アルツハイマー病予防
※ワンポイント: 
 a.お風呂・シャワー・歯磨き・化粧・ヘアセット・着替えなど身づくろいの際に、身体の動きに意識を向けるのも効果的
 (ストレスホルモン抑制による美肌効果も)
 b.ウエイト・トレーニングによる筋力増強には、テロメア伸長効果は見られない。適しているのはあくまでも有酸素運動

3.食事中にできることーマインドフルネス食事術
  「食べるもの」だけでなく「食べ方」を変える
「食べる」を意識するー食事瞑想
・食べる前に 「なぜ食べたいか?」 を意識する。食べ物の見た目・匂い・感触などに注意を向ける

・子どものように食べることに好奇心を持つ
・食感、温度、味の変化なども味わい、食材の由来にも思いを馳せる
「依存」 から抜け出すーRAIN
・必要以上に「食べたい」「飲みたい」の渇望感がないか、それを満たしたとき、身体にどんな変化があるか、それを確かめる

・渇望感が強いときは、
 「渇望感を認識する→「それを受け入れる」→身体の変化を検証する→言葉にするの4ステップを意識食品を選ぶーマインド・ダイエット
・以下の食習慣をできるだけ取り入れる

・全粒穀物は少なくとも1日3食、緑の葉用野菜とその他の野菜を1日1回は摂取 する
・感触などにナッツをほぼ毎日取り入れる
・豆類は1日おきに摂取する
・週2回以上は鶏肉やベリーを摂取する
・魚は少なくとも週に1度は摂取する
・毎日のグラス1杯のワインは追加可能
・オリーブオイルをふだん使う油とする
・バターは1日大さじ1杯未満
・チーズ、ファーストフードや揚げ物は、1つでも週に1食未満

※効果 (ここに効く!) 
 a.肥満・メタボ予防  b.過食抑制 c.酸化ストレス除去  d.テロメア伸長
※ワンポイント: 
 a.オメガ脂肪酸を多く含む食べ物(サケ・マグロ、葉物野菜)も注目されている。
  抗酸化作用がありテロメア短縮を32%防いだというデータあり
 b.食事についてはエビデンスが怪しい情報、はっきりしていないこともかなりたくさんあるので要注意

本書では、8つの方法が上がっていましたが、エッセンスを3つに絞って、マインドフルエス:瞑想法について、紹介しました。
過去に紹介しました、『運動脳』、『80歳でも脳が老化しない人がやっていること!』、『食べる投資』などと合わせて、皆さんの健康ライフにつながる、ヒントになればと思っております。

最後になりますが、7月以降も、仲間と繋がる・笑顔あふれる、楽しい行事を企画しています。
奮って参加頂きますよう、よろしくお願いいたします。

直近のイベントは下記の様になっています。
7月28日(:伊賀地区 暑気払い(場所:名張市 青蓮寺レークホテル)
9月14日:天体鑑賞会(場所:松阪天文台)
9月28日:新会員歓迎会(場所:松阪市 市民活動センター 会議室)
10月20日:秋レク『吉本新喜劇・三重公演』(場所:三重県文化会館)
10月26日:節目 懇親会(75歳・80歳)(場所:松阪市 市民活動センター)
11月16日:健康ボウリング大会(伊勢地区・伊賀地区 同時開催)

詳細については、今後、ご案内を、会報、eメール、郵送、みえだより・ホームページ等で、発信していきます。引き続き、コロナ対策を徹底し、安心・安全に配慮して、各行事を進めてまいりますので、奮ってご参加をお願いいたします。

2024年6月30日
堀口 享                                               

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