2021年7月26日(月)ラボール京都にて、大江正彦様に「アメリカが私の教えてくれたこと」と題して、ご講演をしていただきました。今回もコロナ禍の影響で、5月の例会が中止・延期となり、4か月ぶりの例会開催となりました。39名の出席者でした。講演に先立ち、通常は5月に開催する「総会」を開きました。当会発足以来会長職を務められた藤川泰様が、10年を区切りとして退任され、西脇武和代表幹事にバトンタッチされました。長年のご功績に対して感謝の拍手が盛大に送られました。続いて森岡会計から、2020年度の収支報告があり承認されました。
大江さん(親しみを込めてこう呼ばせていただきます)は、1946年生まれで74歳です。副支部長等を6年間やられ、ゴルフ同好会の会長も務められ、京都支部に対して多大の貢献をされました。彼は同志社大学・経済学部を卒業され、語学力を生かして松下電器貿易に入社されました。主にアメリカやハワイでの勤務が長く、今回の講演は、長年の海外勤務生活から彼が体験・知見されたことを、仕事の世界だけではなく、幅広い交友関係からも感じ学ばれたことを中心に、熱っぽく語っていただきました。先ずは、仕事を通じて学ばれたこととして、National Brand の’Bead Bakery’の市場導入時の苦労話(William Sonoma/高級台所用品専門店)では、’Trust’と’Sincerity’を学んだこと、ハワイでSONYに存在を認めて貰うための社会貢献活動の重要性の認識と活動、異文化体験(主張の文化と察しの文化)、September11、2001テロから学んだ話(テロと神風特攻隊を同列に扱うメディア、特攻隊生き残りの人の話、さだまさし「防人の歌」の意味等)を取り上げられました。休憩をはさんで、パールハーバー攻撃に対するアメリカ人との議論。日系米兵の話では、彼らは何と戦ったのか?を色々なエピソードを紹介して、彼らに対する評価の見直しを訴えられた。アメリカは自由主義・民主主義の国と言われるが、厳しい監視社会の国である実態。エピローグとして、20年居てアメリカが好きになったことと嫌いになったこと。太平洋単独横断の大友君の物語り等々、まだまだ語り尽せない様子が窺えましたし、それ程多くの貴重な体験をされたことがひしひしと伝わって来ました。今回は、結構重い話が多かったですが、次回また機会があれば、オフのアメリカの生活の楽しさも語って欲しいと個人的に思いました。
大江さん、ご講演有難うございました!!!