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第55回「京都・学ぶ会」白木 孝様講演(当会会員)

 2020年9月28日(月)に、ラボール京都・第2会議室にて、白木 孝様に「覇権国家の歴史と日本」ー覇権勢力がどのように世界を征して、日本にどのような影響を与えたかーと題して、ご講演をしていただきました。白木孝様は、1936年生まれの84歳ですが、大変お元気で、今も技術関連資料の翻訳業務をされています。松下電器では、生産設備機械の設計、磁気ヘッドの開発、電子回路実装機の生産と海外市場の開発をされ、その後アメリカ松下のPFA(パナソニック ファクトリー オートメーション)を設立され 社長としても活躍をされました。海外生活が長く語学が得意で、パソコンも不自由なく使いこなされ、今回の講演資料(映像)もご自身で48枚も作成していただきました。

 今回の講演は、スペイン、ポルトガルから始まり、オランダ、イギリスと当時の西欧の先進諸国が、どのようにして海外に出て行き、新航路や新大陸を発見し、現地の文明を破壊したり、富を略奪したり、新しい産物(香辛料、アヘン、金銀銅、キャラコ、労働力等々)を持ち帰ったり、東インド会社を設立したり、産業革命(原動機と自動機の発明)を起こしたり、新しい市場経済(銀行融資による戦費調達、通貨革命、近代金融システムのはじまり等)を作り上げて行く歴史を、色々な事件やエピソードを交えて、分かり易く語っていただきました。まるで高校時代に習った「世界史」を思い出しました。最後は、アメリカが取り上げられ、新しい国づくりに向けて、イギリスとの独立戦争や南北戦争を経て、今日の覇権国家の隆盛の基盤をつくる過程も学びました。内容的には、まだまだ語りつくせないようでしたので、是非また続編や別のお話しをお願いしたいと思いました。最後に、「会社時代を振り返って」という映像資料で、ご自身の会社生活の総括をされました。  以上

消毒の確認と体温の測定をして入室

ソーシャルディスタンスを確保して着席

西脇幹事から開会の挨拶と講師の紹介

講師の白木 孝様

講演が始まりました

プロジェクターによる資料でお話されました

分かりやすい資料①

分かりやすい資料②

元気なはっきりした口調で説明

講演風景(後ろから)

熱心に話を聞いている会員さん

会社時代のお話もして頂きました

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