各ご自宅に郵送されています支部便り2022年11月・12月号(累計91号)に神戸市西区にお住いの坂口 敏文さんに寄稿して頂きました。この度、ホームページにも掲載することになりました。いつでもパソコンやスマホにてご覧いただけます。(編集者記)
『イチゴを美味しく食べましょう』(坂口 敏文)
私は神戸市西区でイチゴ農家をしています。55才で早期退職し、27アール(2,700㎡)の農地を借り、幅22m奥行75mのハウスを建て12,000株のイチゴを栽培しています。販売は全て直売で「六甲のめぐみ」などで売っています。今年の4月には自前の直売所を開設しました。今日は直売所のPRも兼ね、イチゴの紹介をします。
<時期により味が変化する>
変化の大きな要因は次の2点です。温度や日照 時間などで開花から収穫までの期間が大きく異なる。根・葉・実が光合成産物(糖分など)の取り合いを行い、時期によって実に行く割合が変化する。一番美味しい時期は開花から収穫までの期間が一番長い2月頃です。春先は株が大きくなる時期でこの時は味が落ちやすくなります。
<自分の好みの品種を見つける>
糖度が高い・低い、酸味が多い・少ないなどイチゴの品種で大きく異なります。酸味がなく甘味が濃い、酸味と甘みのバランスが良い、軟らかい、硬いなどそれぞれ特徴があります。自分の好みに合った品種を見つけてください。
<イチゴは直売所で買う方が美味しい>
スーパーで売っているイチゴは流通や店頭での陳列期間を考慮し完熟前に収穫しています。イチゴは摘み取り後に時間が経過しても糖度は増えません。直売所に並んでいるイチゴは当日に完熟イチゴを収穫しているので、美味しいさが増しています。但し、様々な生産者がいるので味の差はあります。最近はスーパーでも産直品コーナーで生産者が直接納品しているところもあります。
<美味しいイチゴの食べ方>
冬は涼しい部屋で保存し常温のまま食べるのがお薦めです。暖かくなると痛みやすくなるため冷蔵庫で保管し常温に戻ってから食べるのがコツです。冷たいと美味しさが薄れます。部位によっても味が異なります。先端が甘くガクに近い部分は糖度が落ちるので、ガクに近い部分から食べ最後に先端の部分を食べると甘さが口の中に残ります。一度試してみてください。
いろいろと述べましたが、栽培は奥が深いです。イチゴと対話しながらもっと美味しさを追求して行きます。ぜひ直売所に足を運んで下さい。
尚、さかぐちファームの詳しい内容はHPを見て下さい。「神戸市さかぐちファーム」で検索。
(記:神戸市西区 坂口 敏文)
イチゴの美味しい食べ方の寄稿を拝見致しました。大変勉強になりました。
私は西区の近くに住んでおり、美味しいイチゴに興味がありますので、一度 直売所を訪問させて頂きたく思っています。
お差支えがないようでしたら、住所を教えて
頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
八尾様
ホームページ責任者の武長です。
この度はコメントありがとうございます。
投稿された坂口様にもお伝えしますが、まずは当方でわかる範囲で
返信させて頂きます。
記事中にある「神戸市さかぐちファーム」のURLをクリック頂いて、
最初のページの少し下の方に
●ファームの紹介
●いちご直売所
●・・(略)・・
とアンダーライン付きのタイトルが出て来ますので、2つ目の
「●いちご直売所」をクリックして頂くと、ご住所などが表示
されます。
お分かりにならなければ、またご連絡ください。
よろしくお願い致します。
武長
八尾様
お問い合わせありがとうございます。武長様のコメント通りです。今はシーズンオフのため閉店しています。
1品種で開花が進み小さな実ができています。12月上旬には開店できそうです。開店時期はHPに掲載予定です。
しばらくお待ちください。